「家庭教師をお願いしたいけれど、月謝の平均はどのくらい?」「週1回だと、月いくら払うことになるの?」——家庭教師を考え始めたとき、まず気になるのが料金ではないでしょうか。家庭教師の料金は、講師が大学生かプロか、学年や目的、契約の形によって大きく変わるため、ひとつの金額だけでは判断しにくいのが実情です。
結論からお伝えすると、家庭教師の月謝は週1回60分(月4回)なら月8,000〜40,000円程度が目安とされ、大学生などの学生講師なら下限寄り、プロ講師や受験対策なら上限寄りです。なお、国の「子供の学習費調査」には家庭教師だけの平均額はなく、通信教育と合わせた数字になっています。
この記事では、次のことが分かります。
- 小学生・中学生・高校生・受験生別に、週1回・週2回で月いくらかかるかの目安
- 文部科学省「子供の学習費調査」で見る「平均」と、数字の読み方
- 入会金・教材費・交通費・管理費など、授業料以外にかかる費用
- 月謝制と単発制の違い、塾と家庭教師の料金の比べ方
- 紹介会社・個人契約・マッチングサービスの料金相場の違い
中学受験の家庭教師の料金は中学受験の家庭教師の料金相場の記事で、オンライン家庭教師の料金をサービスのタイプ別に比べたい方はオンライン家庭教師の料金相場の記事で詳しく解説しています。この記事では、対面を中心に家庭教師全般の料金を整理します。
家庭教師の月謝の平均は?月いくら?
家庭教師の月謝だけを集計した公的な「平均額」はありませんが、週1回60分(月4回)なら月8,000〜40,000円程度、週2回なら月16,000〜80,000円程度が目安とされます。たとえば中学生が学生講師に週1回習う場合は、月8,000〜14,000円程度です。
月謝は、「1時間あたりの授業料 × 1回の授業時間 × 月の回数」で決まります。1時間あたりの授業料は、学生講師(大学生など)で2,000〜5,000円程度、プロ講師で3,500〜10,000円程度が目安とされ、学年が上がるほど、また受験対策になるほど高くなる傾向があります。
学年別・週1回/週2回の月額の目安
学年と講師のタイプ別に、1回60分の授業を週1回(月4回)・週2回(月8回)受けた場合の月額の目安をまとめました。
| 学年・講師 | 1時間あたり | 週1回60分(月4回) | 週2回60分(月8回) |
|---|---|---|---|
| 小学生・学生講師 | 2,000〜3,500円 | 8,000〜14,000円 | 16,000〜28,000円 |
| 小学生・プロ講師 | 3,500〜8,000円 | 14,000〜32,000円 | 28,000〜64,000円 |
| 中学生・学生講師 | 2,000〜3,500円 | 8,000〜14,000円 | 16,000〜28,000円 |
| 中学生・プロ講師 | 3,500〜8,000円 | 14,000〜32,000円 | 28,000〜64,000円 |
| 高校生・学生講師 | 2,000〜4,500円 | 8,000〜18,000円 | 16,000〜36,000円 |
| 高校生・プロ講師 | 3,500〜10,000円 | 14,000〜40,000円 | 28,000〜80,000円 |
| 受験生・学生講師 | 3,000〜5,000円 | 12,000〜20,000円 | 24,000〜40,000円 |
| 受験生・プロ講師 | 5,000〜10,000円 | 20,000〜40,000円 | 40,000〜80,000円 |
※対面の家庭教師の授業料のみの目安です。家庭教師センター経由の場合の入会金・管理費や、講師の交通費は含みません。「受験生」は中学受験・高校受験・大学受験の対策を想定しています。個人契約やマッチングサービスでは、学生講師を中心にこれより低めになることもあります。地域やサービス、講師の経験によって金額は変わるため、実際の料金は各サービスの料金表で確認しましょう。
1回の授業を90分にすると月額は表の1.5倍、120分なら2倍になります。たとえば中学生が学生講師に週1回90分で習う場合は、月12,000〜21,000円程度が目安です。中学受験の詳しい目安は中学受験の家庭教師の料金相場の記事で紹介しています。オンライン家庭教師は交通費がかからず、対面より割安になりやすい傾向があります(後半で紹介します)。
国の調査(子供の学習費調査)で見る平均
家庭教師の費用に関係する国の統計に、文部科学省の「子供の学習費調査」があります。保護者が子ども1人のために1年間に支出した学習費を学校種別に調べたもので、標本調査の回答から全国の1人あたりの年間平均額を推計しています。2026年10月時点で公表されている最新の結果は「令和5年度子供の学習費調査」(2023年4月〜2024年3月の1年間の費用)で、2026年1月16日に数値の訂正が行われています。
この調査で家庭教師の費用が入る費目は「通信教育・家庭教師費」です。家庭教師への月謝(謝礼)だけでなく、教材費や、通信添削などの通信教育の費用も合わせて集計されているため、家庭教師だけの平均額は分かりません。そのうえで、学校種別の年間の金額は次のとおりです。
| 学校種 | 全員の平均(年額・0円を含む) | 支出があった子どもの平均(年額) | 支出が0円だった割合 |
|---|---|---|---|
| 公立小学校 | 21,976円 | 約5万7千円 | 61.4% |
| 私立小学校 | 57,543円 | 約11万3千円 | 49.2% |
| 公立中学校 | 21,248円 | 約7万8千円 | 72.7% |
| 私立中学校 | 31,386円 | 約10万9千円 | 71.1% |
| 公立高校(全日制) | 15,666円 | 約8万3千円 | 81.1% |
| 私立高校(全日制) | 24,855円 | 約11万8千円 | 78.9% |
出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」結果の概要(2026年1月16日訂正版)の「通信教育・家庭教師費」をもとに作成
たとえば公立中学校の場合、全員の平均は年21,248円ですが、これは支出が0円だった7割以上の子どもも含めた数字です。支出があった子どもだけで見ると年約7万8千円で、12か月で割ると月約6,500円になります。ただし、この金額には通信教育だけを利用した場合や、短い期間だけ家庭教師を頼んだ場合も含まれます。1年を通して家庭教師に習ったときの月謝とは性質が違うため、上の「月額の目安」とは分けて考えるのがおすすめです。
「平均」の数字が記事によって違う理由
家庭教師の「平均」は、何を対象に、どう計算するかで大きく変わります。主な物差しは次の3つです。
- 0円の子どもも含めた全員の平均:公立中学校で年21,248円(月にならすと約1,800円、通信教育を含む)。家庭教師を使っていない家庭も含むため、小さく出ます。
- 支出があった子どもだけの平均:公立中学校で年約7万8千円(月にならすと約6,500円、通信教育を含む)。利用した期間の長さはまちまちです。
- 授業料の目安(単価 × 回数):中学生が学生講師に週1回60分習うなら月8,000〜14,000円程度。実際に家庭教師を頼むときの月額に近い考え方です。
同じ「平均」でも、月額に直すと、1(約1,800円)と3(8,000〜14,000円)では4〜8倍ほどの差があります。数字を比べるときは、年額か月額か、授業料だけか(入会金・交通費・教材費を含むか)、利用していない家庭の0円を含むかを確かめると、わが家の予算に当てはめやすくなります。
家庭教師の料金相場と内訳
家庭教師を利用するときは、授業料のほかにもさまざまな費用がかかることがあります。授業料を含めた料金の内訳と、それぞれの目安をまとめました。
| 支払うタイミング | 内訳 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 契約したとき | 入会金 | 0〜20,000円程度が多い(会社によってはそれ以上) |
| 契約したとき | 保証金 | 0〜15,000円程度 |
| 毎月 | 授業料(月謝制) | 週1回60分で月8,000〜40,000円程度 |
| 授業ごと | 授業料(単発制) | 60分あたり2,000〜10,000円程度 |
| 毎月 | 管理費・システム手数料 | 0〜10,000円程度 |
| 授業ごと | 交通費(対面の場合) | 1回数百円〜2,000円程度 |
| 必要に応じて | 教材費 | 0円〜(専用教材をまとめて買う契約では高額になることも) |
| 解約するとき | 解約金 | 0〜20,000円程度 |
どの項目も、サービスの特徴によって金額に大きな差があります。授業料以外は無料というサービスもありますが、「入会金や教材費はかからないが、システム手数料がかかる」のように、一部は有料で一部は無料というケースもよくあります。
家庭教師を探すときは、授業料だけでなく、上の内訳のどの項目がいくらかかるのかを確かめ、1年間の総額で比べることが大切です。そのうえで、お子さまに必要なサポートに優先順位をつけ、料金が見合っているかを判断するとよいでしょう。
家庭教師の料金システムは?月謝制と単発制の違い
多くの家庭教師サービスでは、授業料の計算方法は次の4つに分けられます。
| 支払い方 | 計算方法 |
|---|---|
| 月謝制 | 1時間の指導料 × 1か月の指導時間 |
| 月謝制 | 1コマの指導料 × 1か月のコマ数 |
| 単発制 | 1時間の指導料 |
| 単発制 | 1コマの指導料 |
月謝制と単発制のそれぞれに、1時間ごとの指導料で計算する場合と、1コマごとの指導料で計算する場合があります。1コマの長さは60分とは限らず、90分や120分などのこともあるため、比べるときは60分あたりの金額に直すと分かりやすくなります。
月謝制の家庭教師は、週1回60分なら月8,000〜40,000円程度が目安で、毎月決まった額を支払います。単発制は授業1回ごとの支払いで、60分あたりの単価は、上の「学年別・週1回/週2回の月額の目安」の表にある「1時間あたり」の金額が参考になります。
月謝制は毎月の支払い額が一定で予算を立てやすい一方、休んだ月も原則として支払いが発生します(振替ができるかどうかはサービスによります)。単発制は受けた授業の分だけ支払うため、その月に受けた回数によって請求額が変わります。
決まった頻度で長く続けたい場合は月謝制が合いやすく、テスト前や受験前だけ回数を増やしたい場合は単発制が使いやすいでしょう。塾に通いながら、苦手科目の補強や追い込みの時期だけ家庭教師を追加するという使い方もあります。
授業料以外に必要な費用は?
入会金・保証金・解約金
家庭教師サービスによっては、契約時に入会金がかかります。入会金は10,000〜20,000円程度のことが多いものの、会社によってはそれ以上かかることもあり、反対に入会金が無料のサービスもあります。入会金無料のキャンペーンを行っている会社もあるため、適用の条件(一定期間の継続が条件になっていないかなど)とあわせて、事前に確認しておきましょう。
保証金は、授業料の滞納などに備えて契約時に預けるお金で、滞納がなければ解約時に返金されるのが一般的です。保証金を求めないサービスも多いため、契約前に有無を確認しておきましょう。
解約金は、決められた期間内に解約した場合にかかることがあります。かからないサービスもありますが、かかる場合は10,000〜20,000円程度が目安です。
なお、事業者と結ぶ家庭教師の契約のうち、契約期間が2か月を超え、入会金・受講料・教材費などの総額が5万円を超えるものは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります(インターネットを使った指導も含まれます。幼稚園や小学校に入学するための、いわゆる「お受験」の対策は対象外です)。この場合、法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日以内ならクーリング・オフができ、その後も中途解約ができます。中途解約のときに事業者が請求できる金額には上限があり、家庭教師では、授業が始まる前なら2万円、始まった後なら受けた授業の対価に加えて「5万円」か「1か月分の授業料相当額」のいずれか低い額までとされています。詳しくは消費者庁「特定商取引法ガイド」の特定継続的役務提供のページをご覧ください。
教材費
教材費は、サービスによってかかる場合とかからない場合があります。市販の問題集を使う程度なら数千円程度で済むことが多い一方、会社が指定する専用教材を学年分・教科分まとめて購入する契約では、数万円以上になることもあります。授業料と教材費は、セットで確認しておきましょう。
教材費がかからないサービスでは、学校の教科書やワーク、塾のテキストなど、普段使っている教材をそのまま使えることが多くあります。定期テスト対策や学校の授業の復習が目的なら、学校の教材で十分なこともあります。指定の教材へのこだわりがなければ、手持ちの教材で指導してもらえるサービスを選ぶのもひとつの方法です。
講師の交通費
対面の家庭教師では、講師がご自宅まで来るための交通費がかかり、保護者が負担するのが一般的です。距離によっては1回あたり数百円〜2,000円程度かかることもあります。上限を設けている会社があるなど、扱いはサービスによって違うため、利用前に確認しましょう。詳しくは家庭教師の交通費の記事で解説しています。
オンライン家庭教師であれば交通費はかかりません。講師を自宅に迎える準備や送迎の手間もないため、費用と手間の両方を抑えたいご家庭には、オンラインも選択肢になります。
管理費・システム手数料
家庭教師センターでは、授業料とは別に管理費がかかることがあります。学習の進み具合の管理や報告、面談などのサポートにあてられる費用で、相場は月3,000〜10,000円程度ですが、数百円程度に抑えているサービスもあります。
家庭教師マッチングサービスは、家庭と講師が出会う場を提供する仕組みのため、センターのような管理費はかからないことが多い一方、システムの運営にあてるシステム手数料がかかることがあります。この手数料は300〜1,000円程度が目安とされ、管理費に比べると低めです。固定でかかる費用があるかどうかは、契約前に確認しておきましょう。
塾と家庭教師はどちらが安い?
家庭教師を検討するとき、塾とどちらにするかで迷うこともあるのではないでしょうか。ここでは料金と、それぞれの特徴を比べます。
家庭教師と塾の料金相場
中学生が週1回利用する場合の、月額の目安を比べると次のとおりです。
| 学習方法 | 月額の目安(中学生・週1回) | 月謝以外にかかりやすい費用 |
|---|---|---|
| 家庭教師(学生講師) | 8,000〜14,000円程度 | 入会金・管理費(センター経由の場合)、交通費(対面の場合) |
| 家庭教師(プロ講師) | 14,000〜32,000円程度 | 入会金・管理費(センター経由の場合)、交通費(対面の場合) |
| 個別指導塾(講師1人に生徒2〜3人) | 15,000〜35,000円程度 | 入会金・教材費・季節講習費・設備費 |
| 集団塾 | 20,000〜40,000円程度 | 入会金・教材費・季節講習費・模試代 |
※家庭教師は1回60分・月4回の授業料のみの目安です。対面の家庭教師センター経由で管理費や交通費を含めると、月15,000〜40,000円程度になることもあります。
授業料だけを並べると、学生講師の家庭教師は塾より安く、プロ講師では塾と同じくらいになることがあります。ただし、塾では夏期講習・冬期講習などの季節講習費が別にかかることが多い点に注意が必要です。文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」でも、公立中学校で学習塾に支出があった子どもの年間の平均額は約34万9千円(入会金・授業料・講習会費・教材費・模擬テスト代・交通費を含む)で、12か月で割ると月約2万9千円になります。月謝だけでなく、年間の総額で比べてみましょう。
家庭教師も塾も料金の幅が広く、受けられるサポートの手厚さや講師によって金額は変わります。料金に加えて、お子さまに合う学び方はどちらかという視点で比べることが大切です。塾とオンライン家庭教師の違いはオンライン家庭教師と塾・予備校の違いでも解説しています。
家庭教師の特徴は?
家庭教師の主な特徴は、次の6点です。
- 1対1の個別指導が受けられる
- 自宅で指導が受けられる
- お子さまのレベルやペースに合わせて教えてもらえる
- つまずいたところを細かく、ていねいに見てもらえる
- 授業の内容や日時を調整しやすい
- プロ講師に頼む場合などは、塾より料金が高くなることがある
家庭教師は1対1で指導を受けられ、日時の融通もききやすい分、講師や回数によっては料金が高くなることがあります。一方、オンライン家庭教師は交通費がかからず、入会金などが0円のサービスもあるため、費用を抑えたい場合の選択肢になります。オンライン家庭教師の仕組みやメリット・デメリットはオンライン家庭教師とは?の解説記事で詳しく紹介しています。
塾の特徴は?
塾の主な特徴は、次の5点です。
- 集団で授業を受けることで、周りの生徒から刺激を受けやすい
- 教科ごとに専門の講師の授業を受けられることが多い
- 集団や少人数での指導が中心で、完全な1対1ではないことが多い
- 学習や進路について、個別にじっくり相談できる時間は限られやすい
- 教室へ通う必要があり、送迎の手間や交通費がかかることもある
塾は1対1の指導には向きにくい一方、同じ目標を持つ仲間と学ぶことで、やる気が高まりやすいのが良さです。お子さまの性格やご家庭の状況に合うのはどちらか、比べて検討してみてください。
学年ごとに料金はどう変わる?学年別の料金相場
家庭教師の料金は、学年によっても変わります。学年が上がるほど学習内容が難しくなり、講師に求められる学力や指導経験も高くなるためです。また、中学受験・高校受験・大学受験では受験対策で必要なことが違うため、家庭教師に求められる役割も変わります。
小学生向け家庭教師の料金相場
小学生の場合、学校の授業の復習や学習習慣づくりが目的なら、学生講師で1時間2,000〜3,500円程度(週1回で月8,000〜14,000円程度)、プロ講師で1時間3,500〜8,000円程度(週1回で月14,000〜32,000円程度)が目安です。
中学受験対策になると、指導できる講師が限られるため単価が上がり、対面では学生講師で1時間3,000〜5,000円程度、プロ講師で5,000〜10,000円程度が目安とされます。小学生の家庭教師の選び方は小学生の家庭教師の選び方の記事で紹介しています。
中学生向け家庭教師の料金相場
中学生も、補習や定期テスト対策が中心なら小学生と同じくらいで、学生講師で1時間2,000〜3,500円程度(週1回で月8,000〜14,000円程度)、プロ講師で1時間3,500〜8,000円程度(週1回で月14,000〜32,000円程度)が目安です。
中学生では、学校の定期テスト対策が指導の中心になることが多くあります。中3になって高校受験の対策が中心になると、回数を増やしたり受験指導に慣れた講師を選んだりすることが多く、表の「受験生」の目安(週1回で学生講師なら月12,000〜20,000円程度、プロ講師なら月20,000〜40,000円程度)に近づいていきます。
高校生向け家庭教師の料金相場
高校生は学習内容の専門性が高くなるため、小・中学生より少し高くなり、学生講師で1時間2,000〜4,500円程度(週1回で月8,000〜18,000円程度)、プロ講師で1時間3,500〜10,000円程度(週1回で月14,000〜40,000円程度)が目安です。
大学受験の対策では、志望校のレベルや科目によって、指導できる講師が限られることがあります。難関大学や医学部の対策などでは、プロ講師の上限に近い単価になることも考えておきましょう。
利用の目的によって料金が変わることもある
同じ学年でも、家庭教師を利用する目的によって料金が変わることがあります。たとえば、受験対策を目的とする場合や、不登校のお子さまの学習サポートを目的とする場合です。
受験対策では、どの学校を目指すかによっても料金が変わることがあります。中学受験では、受験学年が近づくほど回数や1回の授業時間が増えやすく、月額も上がりやすくなります。たとえばプロ講師に週1回60分で頼んでいたところを週2回に増やすと、月額の目安は20,000〜40,000円程度から40,000〜80,000円程度へと倍になります。詳しくは中学受験の家庭教師の料金相場で解説しています。
不登校のお子さまの学習サポートでは、学習の進み具合や気持ちに合わせた、よりていねいな対応が必要になるため、通常とは別の料金プランを用意している家庭教師サービスもあります。学習面だけでなく、気持ちの面にも配慮できる講師を選べるかどうかも、確認しておきたいポイントです。
契約形態別の料金相場:紹介会社・個人契約・マッチングサービス
家庭教師のサービスは、大きく次の3つの形に分けられ、どれを利用するかによって料金にも違いが出ます。
- 家庭教師紹介会社(家庭教師センター)
- 個人契約
- 家庭教師マッチングサービス
また、講師も大きく2つのタイプに分けられます。
- プロ講師:家庭教師などの指導を本業としている講師
- 学生講師:アルバイトとして家庭教師をしている大学生など
家庭教師の料金は、サービスの形・講師のタイプ・学年の3つで変わります。ここでは、それぞれの形の特徴と、1コマ(60分程度)あたりの料金の目安を紹介します。
家庭教師紹介会社の料金相場
家庭教師紹介会社は、登録している多くの講師の中から、お子さまに合う講師を紹介してくれるサービスです。会社の基準を満たした講師から選ばれるため、講師の選び方が分からなくても、一定のレベルの指導を受けやすい点がメリットです。講師が合わないときの交代や、学習相談などのサポートを用意している会社もあります。
一方で、会社が講師を選ぶため家庭で自由に選びにくいことや、紹介やサポートの費用が料金に含まれるため、個人契約より高めになりやすいことがデメリットです。
家庭教師紹介会社の料金相場(1コマあたり)は次のとおりです。
| 学年 | プロ講師 | 学生講師 |
|---|---|---|
| 小学生 | 約3,500〜8,000円 | 約2,000〜3,500円 |
| 中学生 | 約3,500〜8,000円 | 約2,000〜3,500円 |
| 高校生 | 約3,500〜10,000円 | 約2,000〜4,500円 |
個人契約の家庭教師の料金相場
個人契約は、紹介会社などを通さず、家庭が自分で講師を探して直接契約する形です。知り合いの紹介などで講師を探す手間はかかりますが、仲介手数料がかからないため、料金を抑えやすいのがメリットです。
ただし、料金の受け渡しや授業の進め方、成績が伸びないときの相談など、何かあったときは保護者が自分で対応する必要があります。講師の質を確かめる仕組みもないため、トラブルが起きやすい点は理解しておきましょう。
個人契約の料金相場(1コマあたり)は次のとおりです。
| 学年 | プロ講師 | 学生講師 |
|---|---|---|
| 小学生 | 約2,000〜10,000円 | 約1,500〜2,000円 |
| 中学生 | 約2,000〜10,000円 | 約2,000〜3,000円 |
| 高校生 | 約3,000〜10,000円 | 約2,000〜3,000円 |
※プロ講師は個人で料金を決めるため幅が広く、実績のある講師では紹介会社と同じかそれ以上になることもあります。
知り合いの大学生などに頼む場合も、この表が目安になります。1回の謝礼の額と支払い方法、交通費の扱い、休むときの連絡や振替のルールを最初に話し合って決めておくと、あとで気まずくなるのを防げます。個人契約の進め方と注意点は家庭教師の個人契約のやり方で、講師の探し方は家庭教師を個人契約で探せるサイトの記事で紹介しています。
家庭教師マッチングサービスの料金相場
家庭教師マッチングサービスは、登録している講師の情報を見て、家庭が自分で講師を選べるサービスです。講師と直接契約する、個人契約に近い形をとるサービスもあります。
マッチングサービスは、一人ひとりに講師を紹介するのではなく、家庭と講師が出会う場を提供する仕組みのため、紹介会社より料金を抑えやすい傾向があります。また、個人契約と違って複数の講師の情報を比べてから選べることや、サービスによっては講師の本人確認が行われていたり、経歴やサービス内での評価を確認できたりすることもメリットです。
家庭教師マッチングサービスの料金相場(1コマあたり)は次のとおりです。
| 学年 | プロ講師 | 学生講師 |
|---|---|---|
| 小学生 | 約2,500〜5,000円 | 約1,500〜2,500円 |
| 中学生 | 約2,500〜5,000円 | 約1,500〜2,500円 |
| 高校生 | 約2,500〜5,000円 | 約1,500〜2,500円 |
マッチングサービスを使った個人契約の仕組みや注意点は、家庭教師の個人契約マッチングの解説記事で詳しく紹介しています。
オンライン家庭教師なら料金はどう変わる?
オンライン家庭教師は、講師が移動しないため交通費がかからず、教室の運営費などもかからない分、対面より料金が割安になりやすい傾向があります。オンライン家庭教師の授業料は、1時間あたり1,500〜5,000円程度、週1回(月4回)で月6,000〜20,000円程度が目安とされています。
オンラインのマッチングサービスでは、入会金0円で、受けた分だけ支払う形のサービスも多く見られます。住んでいる地域に関係なく全国の講師から選べるのも、オンラインならではの利点です。サービスのタイプ別の料金や年間の総額の考え方はオンライン家庭教師の料金相場の記事で、対面との違いは家庭教師は対面とオンラインどっち?の比較記事で詳しく解説しています。
受けた分だけ払うオンライン家庭教師「Teach」の料金
最後に、オンライン家庭教師・オンライン個別指導のマッチングアプリ「Teach(ティーチ)」の料金をご紹介します。
- 授業料:1コマ60分1,995円〜(料金は先生ごとに異なり、先生自身が設定しています)
- 入会金・教材費・解約金:0円
- 月額の固定費:0円
- お支払い:月謝制ではなく、受けた授業の分だけの都度払い(授業を受けない月は0円)
授業は1コマ60分単位で、その都度予約する仕組みです。「テスト前だけ」「夏休みだけ」のように、必要な時期に必要な分だけ利用できるため、この記事で紹介した単発制の使い方とも相性のよい料金体系です。オンラインで受講するので交通費もかからず、先生の経歴や口コミなどを見比べて、お子さまに合いそうな先生をご家庭で選べます。
料金の詳細は料金ページで、学年ごとの内容は小学生向け・中学生向け・高校生向けの各ページでご確認いただけます。初回は、実際の授業と同じ形式で無料体験ができます。先生との相性を確かめたい方は無料体験のご案内をご覧ください。
よくある質問
家庭教師の月謝の平均はいくらですか?
家庭教師の月謝は、週1回60分(月4回)なら月8,000〜40,000円程度、週2回なら月16,000〜80,000円程度が目安とされます。学生講師なら下限寄り、プロ講師や受験対策なら上限寄りです。なお、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」では、家庭教師の費用は通信教育と合わせた「通信教育・家庭教師費」として集計されており、公立中学校で支出があった子どもの平均は年約7万8千円でした。
大学生の家庭教師の相場はいくらですか?
大学生などの学生講師の場合、補習や定期テスト対策なら1時間2,000〜3,500円程度(高校生の指導では4,500円程度まで)、週1回60分で月8,000〜18,000円程度が目安です。受験対策では1時間3,000〜5,000円程度になることがあります。個人契約やマッチングサービスでは、これより低めになることもあります。
知り合いに家庭教師を頼むときの相場は?
知り合いの大学生などに直接頼む場合は、個人契約の相場が目安になります。学生講師なら1回(60分程度)1,500〜3,000円程度、プロ講師なら2,000〜10,000円程度と、プロ講師は人によって幅があります。謝礼の額や支払い方法、交通費、休むときのルールは、始める前に決めておくと安心です。
まとめ:「平均」は何を含む数字かを確かめて比べましょう
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 家庭教師の月謝は、週1回60分なら月8,000〜40,000円程度、週2回なら月16,000〜80,000円程度が目安
- 1時間あたりは学生講師で2,000〜5,000円程度、プロ講師で3,500〜10,000円程度。学年が上がるほど、受験対策になるほど高くなりやすい
- 国の「子供の学習費調査」では、家庭教師の費用は通信教育と合わせて集計されている。「平均」は測り方によって何倍も変わる
- 入会金・管理費・教材費・交通費・解約金を含めた、1年間の総額で比べることが大切
- 個人契約やマッチングサービス、オンライン家庭教師は、料金を抑えやすい選択肢
家庭教師選びでは、料金の安さだけでなく、講師との相性や続けやすさも大切です。まずは相場を知ったうえで、お子さまに必要なサポートと予算のバランスを考えてみてください。講師を選ぶときのポイントは家庭教師の選び方の記事で紹介しています。


