
【授業レポート】オンデマンド授業 #10:場合の数 ~組み合わせ~
中学受験対策のオンライン個別指導サービス「Teach」による第10回オンデマンド授業では、「場合の数」のうち“組み合わせ”をテーマに取り上げました。同じ「並べる」でも順序を気にする“順列”とは異なり、今回は「順序を気にしない選び方」に焦点を当て、基礎から応用まで丁寧に解説しています。
テーマ:「組み合わせ」の基本と考え方
この授業では、以下の観点で構成されています:
- 組み合わせと順列の違い
- 選び方を表す式と考え方(n人からr人を選ぶ)
- 図や表を用いた整理法
- 条件付きの組み合わせ(○○は含まない、○○は必ず含む、など)
授業内容の詳細
1. 組み合わせとは?
- 「並べる」ではなく「選ぶ」ことに注目
- 例:「A・B・Cから2人選ぶ」 → AB、AC、BC の3通り(順序は関係なし)
- 順列との差を意識することがポイント
2. 組み合わせの式の導入
- 「3人から2人を選ぶ場合:3×2 ÷ 2!」という考え方
- 一般式:nCr = n! ÷ (r! × (n−r)!) に触れる導入的な考え方
- 式よりも「なぜその数になるか」を意味から理解するアプローチ
3. 条件付きの組み合わせ
- 「Aを必ず選ぶ場合」「Aを選ばない場合」など、ケース分けの考え方
- 樹形図や表を使った可視化で、見落としを防ぐ
- 計算だけでなく論理的な整理を重視
使用された例題(一部抜粋)
- A〜Dの4人から2人を選ぶときの選び方
- 「Aを必ず含む」「Bを含まない」などの条件付き組み合わせ
- 5人から3人を選ぶときの選び方と式による計算
授業の特徴
- 組み合わせの概念を“意味”から理解させる進行
- 視覚的なツール(図・表・樹形図)で考えを整理
- 式に頼りすぎず、「なぜこの数になるか」を丁寧に確認