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高3の夏休みの勉強時間は1日何時間?大学受験の夏の過ごし方と科目別優先順位

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CATEGORY受験
TL;DR — この記事の要点

高3の夏休みは基礎完成の勝負どころ。1日の勉強時間の目安、挫折しない計画の立て方、科目別の優先順位、やってはいけないNG行動、模試の活用や推薦・総合型対策まで、大学受験の夏の過ごし方をまとめました。

高3の夏休みを前に、「うちの子は1日何時間勉強すればいいの?」「部活を引退したばかりで、何から手をつければいいのか分からない」と不安を感じていらっしゃる保護者の方は多いのではないでしょうか。お子さま本人も、やる気はあるのに計画の立て方が分からず、初日からつまずいてしまうケースは珍しくありません。夏休みは約40日。使い方次第で秋以降の伸びが大きく変わる期間だからこそ、スタート前の今、正しい方針を親子で共有しておくことが大切です。

結論からお伝えすると、高3の夏休みにやるべきことは「基礎の完成」です。勉強時間の目安は1日8〜10時間とよく言われますが、本当に大切なのは時間そのものよりも、「夏が終わったときに何ができるようになっているか」という中身です。

この記事では、次のことが分かります。

  • 大学受験における高3の夏休みの位置づけ(なぜ「基礎完成」なのか)
  • 1日の勉強時間の目安と、無理なく続く現実的な計画の立て方
  • 英語・数学・国語・理科・社会の科目別優先順位
  • 高3の夏にやってはいけないNG行動5つ
  • 夏の模試の正しい活用法と、推薦・総合型選抜を視野に入れた過ごし方
  • 独学で行き詰まったときの弱点補強の選択肢

高1・高2のお子さまをお持ちの方にも参考になるよう、学年別の目安にも触れています。ぜひ最後までお読みください。

高3の夏休みは「基礎完成」の期間——大学受験における夏の位置づけ

「夏は受験の天王山」という言葉を耳にされたことがあるかもしれません。天王山とは勝敗の分かれ目という意味ですが、これは「夏に難しい問題をたくさん解くべきだ」という意味ではありません。正しくは、「まとまった時間を自由に使える最後のチャンスが夏だ」ということです。

夏休みは約40日間。仮に1日8時間勉強すれば約320時間になります。これは、平日3時間ずつ勉強した場合のおよそ3か月半分に相当する量です。一方で、2学期が始まると状況は一変します。学校の授業や行事が再開し、9月以降は模試の回数も増え、秋からは志望校の過去問演習に本格的に入っていきます。つまり、秋以降に「基礎からじっくりやり直す時間」はほとんど残されていません。だからこそ、夏の目標は応用力ではなく「基礎の完成」に置くのが受験の定石とされています。

「基礎完成」とは具体的にどういう状態か

基礎完成というと「簡単なことだけやればいい」と誤解されがちですが、そうではありません。入試の合否を分けるのは、実は難問ではなく標準レベルの問題の取りこぼしだと言われます。夏の終わりに目指したいのは、次のような状態です。

  • 英語:入試頻出レベルの単語・熟語と文法が一通り頭に入り、標準的な長文を辞書なしで読み通せる
  • 数学:教科書の全範囲について、標準レベルの問題集の問題を「解き方を説明しながら」解ける
  • 国語:古文単語・古典文法・漢文句法の基礎が固まり、現代文の読み方の型が身についている
  • 理科・社会:主要分野の基本事項のインプットを終え、基本問題なら安定して正解できる

秋以降の過去問演習は、この土台の上に積み上げる応用練習です。土台がないまま過去問に入っても、解けない問題の解説を読んで分かった気になるだけで、得点力はなかなか伸びません。遠回りに見えても、夏は基礎に徹することが最短ルートです。

夏の40日はおおまかに3つの期間に分ける

40日間をひとかたまりで捉えると計画がぼやけてしまいます。おおまかに次の3つの期間に分けて考えると、やるべきことが整理しやすくなります。

  1. 前半(7月下旬〜8月上旬)——インプットと苦手つぶしの期間。単語・文法・基本事項の暗記と、苦手単元の解き直しに集中します。
  2. 中盤(8月中旬)——定着確認の期間。問題演習の比重を上げ、覚えた知識が使える状態になっているかを確かめます。夏の模試もこの時期に挟まります。
  3. 終盤(8月下旬)——総復習と2学期準備の期間。夏にやった範囲をもう一度回し、抜けを埋めながら、生活リズムを学校モードに戻していきます。

部活引退後のスタートでも間に合う

夏の大会まで部活を続けたお子さまの場合、「周りより遅れている」と焦りを感じやすい時期です。しかし、部活で培った体力と集中力は受験勉強でも大きな武器になりますし、夏から本格的に始めて志望校に合格した先輩は毎年たくさんいます。大切なのは、遅れを取り戻そうとして難しい問題集に飛びつくことではなく、基礎から順番に、正しい優先順位で積み上げることです。スタートが遅い分、この記事で紹介する「やってはいけないこと」を避けるだけでも、時間のロスを大きく減らせます。

高3の夏休みの勉強時間は1日何時間?目安と現実的な考え方

結論として、受験学年である高3の夏休みは「1日8〜10時間」が一般的な目安と言われています。40日間で合計300〜400時間というイメージです。ただし、この数字だけが独り歩きすると危険です。10時間机に向かっていても、集中していない時間が半分あれば実質5時間です。逆に、集中した8時間は、だらだらした12時間に勝ります。時間は目標ではなく、あくまで結果として積み上がるものと捉えましょう。

1日の時間配分モデル(9時間の例)

長時間の勉強を続けるコツは、1日を「朝・午前・午後・夜」の4つのブロックに分けて考えることです。以下は1日9時間を確保する場合のモデルケースです。

時間帯時間取り組む内容の例
朝(6:30〜7:30)1時間英単語・古文単語などの暗記もの
午前(8:30〜12:00)3.5時間数学・英文解釈など思考力を使う科目
午後(13:30〜17:00)3.5時間英語長文・理科・社会の問題演習
夜(20:00〜21:00)1時間その日の復習+翌日の準備

ポイントは、頭が最も働く午前中に数学や英語の読解といった「考える科目」を置き、疲れてくる夕方以降は暗記や復習に回すことです。また、90分を1コマとして間に10分程度の休憩を挟むと、集中力を保ちやすくなります。学校の授業時間に近いリズムなので、お子さまにとってもなじみやすいはずです。

最初から10時間を目指さない

これまで1日2〜3時間しか勉強してこなかったお子さまが、初日からいきなり10時間の計画を立てると、ほぼ確実に挫折します。筋力トレーニングと同じで、勉強時間も段階的に増やすのが現実的です。最初の3日間は6時間程度、1週目の後半で7〜8時間、2週目から9〜10時間へと徐々に慣らしていきましょう。初日に無理をして3日目に燃え尽きるより、緩やかに立ち上げて40日間走り切るほうが、総量は確実に多くなります。

睡眠時間は絶対に削らない

勉強時間を増やしたいからといって、睡眠を削るのは逆効果です。記憶は睡眠中に定着すると言われており、睡眠不足は日中の集中力も奪います。6〜7時間以上の睡眠を確保し、起床・就寝の時刻を毎日ほぼ一定に保つことが、結果的に夏全体の勉強量を最大化します。保護者の方は、夜更かしが続いていないか、食事の時間が乱れていないかをさりげなく見守ってあげてください。

スマートフォンとの付き合い方を先に決めておく

夏の勉強時間を最も削るのはスマートフォンだ、という声は非常に多く聞かれます。意志の力で我慢するのではなく、「勉強中は別の部屋に置く」「リビングで充電する」「使う時間帯を昼食後の30分と決める」など、仕組みで距離を取るのが現実的です。ルールはお子さま自身に決めさせると、押しつけにならず長続きしやすくなります。

高1・高2の夏休みは何時間?

高1・高2のお子さまの場合、夏休みの勉強時間の目安は1日2〜4時間程度と言われています。この時期に大切なのは長時間の勉強ではなく、英語と数学の1学期までの内容を確実に復習し、苦手を2学期に持ち越さないことです。高2の夏までに英数の基礎を固めておくと、高3の夏を理科・社会のインプットや演習に使えるため、受験全体の見通しが大きく楽になります。

挫折しない夏休みの勉強計画の立て方【5ステップ】

夏休みの計画は、立て方を間違えると3日で崩壊します。ポイントは、完璧な計画を作ることではなく、「崩れても立て直せる計画」を作ることです。次の5つのステップで立ててみましょう。

  1. 志望校と現状のギャップを書き出す——直近の模試の成績表を用意し、志望校の合格ラインに対して、どの科目のどの分野が足りないのかを具体的に書き出します。感覚ではなく成績表の数字を出発点にすることで、やるべきことの優先順位がぶれなくなります。
  2. 夏の到達目標を科目ごとに決める——「英語:単語帳1冊を完璧にする」「数学:問題集の第4章〜第8章を2周する」のように、やることを冊数・章数・周回数で決めます。「頑張る」「たくさん解く」といった曖昧な目標は、達成したかどうか判定できないため避けましょう。
  3. 週単位に割り振る——40日間を約6週間に分け、各週にやる範囲を割り振ります。1日単位で細かく決めすぎると、1日の遅れが計画全体の崩壊につながります。進捗の管理は週単位、というのが挫折しないコツです。
  4. 1日のタイムテーブルを固定する——前述の4ブロック制のように、毎日同じ時間に同じ種類の勉強をする形に固定します。「今日は何をしようか」と毎朝考えること自体が意志力を消耗させるため、迷う余地をなくしておくのです。
  5. 週1日の予備日を設ける——遅れた分を取り戻す日、あるいは順調ならば復習や休養に充てる日を、あらかじめ計画に組み込みます。予備日があるだけで、「遅れたらどうしよう」という心理的なプレッシャーが大きく減ります。

計画は「7割達成」で合格点

計画どおりに進まない日は必ずあります。大切なのは、できなかった日に自分を責めることではなく、予備日で調整して翌週また淡々と続けることです。7割達成できていれば、その計画は十分に機能しています。保護者の方も、「今日は何時間やったの?」と時間を問うより、「今週の目標はどこまで進んだ?」と中身をたずねるほうが、お子さまのペースを尊重した声かけになります。

勉強場所を2〜3か所用意する

「自宅ではどうしても集中できない」というお悩みは非常に多く聞かれます。自宅のほかに、図書館や学校の自習室など、勉強できる場所を2〜3か所確保しておき、午前と午後で場所を変えるのも有効です。移動が気分の切り替えになり、だれやすい午後の集中力を回復させてくれます。自宅で勉強する場合は、机の上に今使う教材だけを置き、視界からスマートフォンと漫画を外すだけでも集中のしやすさが変わります。

保護者ができるサポートは「環境」と「生活」

受験学年のお子さまに対して、勉強の内容そのものに口を出すのは難しいものです。保護者の方にできる最も効果的なサポートは、食事の時間を一定に保つこと、暑さで眠りが浅くならないよう寝室の環境を整えること、そして頑張っているプロセスを言葉にして認めることです。「結果」ではなく「続けていること」を認められると、お子さまは長い夏を走り切りやすくなります。

科目別・高3の夏の優先順位と勉強のポイント

夏に全科目を均等に伸ばそうとするのは得策ではありません。配点が高く、伸びるまでに時間がかかる科目から優先的に時間を配分しましょう。多くの受験生にとっての基本形は、「英語・数学(文系は英語・国語)を最優先、理科・社会はインプット中心」です。まずは全体像を表で確認してください。

科目夏の到達目標1日の目安時間
英語単語・文法の完成+標準レベルの長文を毎日1題2.5〜3時間
数学標準問題集を全範囲2周、苦手単元の解消2.5〜3時間
国語古文単語・古典文法・漢文句法の暗記、現代文は週2〜3題1〜1.5時間
理科主要分野の基礎固めと基本問題演習1.5〜2時間
社会通史・主要単元のインプットを一通り終える1〜1.5時間

英語:ほぼ全受験生の最優先科目

英語はほとんどの入試で配点が大きく、しかも伸びるまでに時間がかかる科目です。夏の柱は「単語・熟語」「文法」「英文解釈」の3本。単語帳は新しいものに手を出さず、手持ちの1冊を毎日回して夏で仕上げます。文法も問題集1冊を完成させることを目標にしましょう。そのうえで、毎日1題は長文を読む習慣をつけます。解いた長文を後日音読で復習すると、返り読みが減り、読むスピードが上がりやすくなります。

数学:苦手単元を「特定して潰す」

数学は、全範囲を漫然と解き直すのではなく、模試や定期テストの結果から苦手単元を特定し、そこに集中して取り組むのが効率的です。標準レベルの問題集を、「解き方を人に説明できる」水準まで繰り返しましょう。解けなかった問題には印をつけ、2周目は印のついた問題だけを解くようにすると、周回のスピードが上がり、弱点だけが自然に濃く残ります。答えを写して分かった気になるのが最も危険なので、必ず手を止めて自力で再現できるかを確かめることが大切です。

国語:暗記分野を夏で終わらせる

古文単語・古典文法・漢文句法といった暗記分野は、夏のうちに仕上げてしまいましょう。ここが固まっていれば、秋からの読解演習にスムーズに入れます。現代文は毎日やる必要はありませんが、週2〜3題は時間を計って解き、「なぜその答えになるのか」を解説と本文の根拠で確認する習慣をつけることが重要です。感覚で解いている限り成績が安定しないのが現代文なので、根拠探しの型を夏に作っておきましょう。

理科・社会:インプット中心で基礎を面で固める

理科(物理・化学・生物)は、夏の間に主要分野の基本事項を整理し、基本問題を確実に解ける状態を目指します。難しい応用問題は秋からで十分です。社会(日本史・世界史・地理・公民)は、通史や主要単元のインプットを夏で一通り終えることが目標になります。暗記ものは、朝の1時間や移動時間・入浴後などの隙間時間に回すと、机に向かうまとまった時間を数学や英語などの思考系科目に使えます。

文系・理系での配分の違い

文系のお子さまは英語・国語・社会に、理系のお子さまは英語・数学・理科に比重を置くのが基本です。ただし、共通テストのみで使う科目も、夏の間ゼロにしてしまうと秋以降の負担が重くなります。週に数時間でよいので、忘れない程度に触れる時間を残しておきましょう。志望校の配点をあらためて確認し、「配点の大きい科目に時間を多く」という原則で微調整するのがおすすめです。

高3の夏休みにやってはいけないこと5つ

限りある40日間を無駄にしないために、先輩たちがつまずきやすい「夏のNG行動」をあらかじめ知っておきましょう。どれも、真面目で頑張り屋のお子さまほど陥りやすいものばかりです。

1. いきなり過去問や難しい応用問題に手を出す

「夏だからそろそろ過去問を」と焦って始めても、基礎が固まっていない段階では歯が立たない問題ばかりで、時間と自信だけが失われていきます。過去問演習は9月以降に本格化させれば十分です。夏に解くとしても、志望校の出題形式とレベル感を知るために1年分を「お試し」で解く程度にとどめ、点数は気にしないようにしましょう。

2. 新しい参考書を次々に買う

夏になると書店の学習参考書コーナーがにぎわいますが、参考書を増やすほど1冊あたりの完成度は下がります。鉄則は「1冊を完璧に」。今持っている問題集を2周、3周と繰り返すほうが、新しい1冊に手を出すよりも確実に力になります。買い足すのは、今の1冊を仕上げてからでも遅くありません。

3. 夜型の生活リズムになる

「夜のほうが集中できるから」と深夜まで勉強し、昼前に起きる生活は、夏休み中は成立しても、入試本番は朝から行われます。2学期が始まったときに生活を戻すのにも苦労します。試験当日に頭が最もよく働くよう、朝型のリズムを夏のうちから体に覚えさせておきましょう。朝に暗記ものを置く前述のモデルは、早起きの動機づけとしても機能します。

4. 「勉強した気になる作業」で時間を使う

ノートをきれいにまとめ直す、解説動画を延々と見続ける、勉強計画を何度も作り直す——これらは達成感がある割に、得点力に直結しにくい時間の使い方です。学力が伸びるのは、「問題を自力で解く→間違えた原因を確認する→時間を置いて解き直す」というサイクルの中だと言われます。1日の中心が「手を動かして問題を解く時間」になっているか、週に一度は振り返ってみましょう。

5. 息抜きをゼロにする

意外に思われるかもしれませんが、遊びや休息を完全に断つ計画も失敗のもとです。40日間、休みなく10時間勉強を続けられる人はほとんどいません。週1回の予備日や、1日の中の小さな楽しみ(夕食後の30分など)をあらかじめ計画に組み込むほうが、結果としてトータルの勉強量は増える傾向があります。また、オープンキャンパスへの参加や志望校のキャンパスを見に行くことは、「この大学に行きたい」という気持ちを高める大切な機会です。息抜きと受験勉強を兼ねられる予定として、うまく組み込みましょう。

夏の模試の活用法——判定に一喜一憂しない

夏から秋にかけては模試が続きます。マーク式・記述式それぞれ受ける機会があるはずですが、模試は「受けること」よりも「受けたあと」が本体です。正しい活用法を親子で共有しておきましょう。

夏の判定はまだ「途中経過」

夏の模試の判定は、部活を引退した現役生の勉強がまだ結果に表れていない一方で、浪人生が本格的に加わってくる時期でもあり、現役生には厳しめに出やすいと言われます。ここでE判定・D判定だったとしても、秋以降に基礎が完成して演習が進むと、成績が大きく動く現役生は珍しくありません。判定というアルファベット1文字より、「どの科目のどの分野で失点したか」という中身に注目しましょう。

模試の復習は48時間以内に

模試の復習は、記憶が新しいうちに行うほど効果的です。次の手順で、受験後2日以内に取り組むことをおすすめします。

  1. 自己採点をして、間違えた問題を「ケアレスミス」「時間切れ」「知識不足」「解き方が分からない」の4つに分類する
  2. 「知識不足」の問題は、該当範囲を参考書や教科書に戻って覚え直す
  3. 「解き方が分からない」問題は解説を読み込み、その後何も見ずに自力で解き直す
  4. 間違えた問題を解き直しノートにまとめ、1〜2週間後にもう一度解いて定着を確認する

この分類をすると、夏の残り期間に何を補強すべきかが自動的に見えてきます。模試は順位を知るためのものである以上に、最高の「弱点発見ツール」なのです。とくに「ケアレスミス」と「時間切れ」は本人が軽視しがちですが、本番では合否を分ける失点源になります。ミスの傾向(符号の写し間違い、問題文の読み飛ばしなど)を言葉にして記録しておくだけでも、再発は減っていきます。

成績表は志望校選びの材料にもなる

模試の成績表には、科目ごとの偏差値や分野別の正答率が細かく載っています。秋の出願校を検討する際の客観的な材料になるため、判定だけ見て捨ててしまわず、時系列で保管して推移を追いましょう。保護者の方が一緒に見る場合は、下がった科目を責めるのではなく、上がった分野や正答率の高かった単元を見つけて言葉にしてあげると、お子さまの意欲につながります。

推薦・総合型選抜を視野に入れた夏の過ごし方

総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜での受験を考えている場合、夏は準備の本番です。総合型選抜の出願は9月以降に始まるため、夏休みが実質的な最終準備期間になります。一般選抜の勉強と並行して、次の準備を進めておきましょう。

夏にやっておきたい4つの準備

  • 志望理由書の下書き——なぜその大学・学部なのか、入学後に何を学び、将来どう生かしたいのかを文章にします。一度で完成するものではなく、書いては直すを何度も繰り返すため、夏の早い段階から着手しましょう。
  • オープンキャンパスへの参加——実際に足を運んだ経験は、志望理由書や面接の説得力を大きく高めます。日程が合わない場合は、オンライン開催の説明会や大学公式の動画も活用できます。
  • 小論文・面接対策の開始——小論文は、書いて、添削を受けて、書き直して初めて伸びる分野です。学校の先生や指導者に見てもらえる体制を夏のうちに作っておきましょう。面接も、想定質問への回答を書き出すところから始められます。
  • 評定平均と出願要件の確認——学校推薦型選抜で使われる評定平均は、高3の1学期(前期)までの成績でほぼ確定します。志望校の募集要項を取り寄せ、出願基準を満たしているか、必要書類は何かを早めに確認しておきましょう。

推薦・総合型でも一般選抜の勉強は続ける

注意したいのは、推薦・総合型の準備に夏のすべてを使ってしまうことです。合格すれば理想的ですが、不合格だった場合、一般選抜に切り替えたときに学力面の遅れが重くのしかかります。また、総合型選抜や学校推薦型選抜でも、大学入学共通テストの成績を課す大学は少なくありません。目安として、夏の間も勉強時間の6〜7割は教科の学習に充て、推薦・総合型の準備は3〜4割にとどめる配分を意識しましょう。志望理由書や小論文は朝や夜の短い時間でも進められるので、日中のまとまった時間は教科学習に残しておくのがおすすめです。

夏の弱点補強にオンライン家庭教師という選択肢

ここまで独学を前提にお話ししてきましたが、夏の学習には、独学だけでは越えにくい壁もあります。「分からない問題を質問できる相手がいない」「計画を立てたものの、正しく回っているのか自分では判断できない」「苦手科目だけはどうしても一人では進まない」——こうした状態が続くようであれば、外部のサポートを検討するタイミングです。

夏の学習サポートをタイプ別に比較

夏の受験対策サポートには、大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれの特徴と一般的な費用感を整理しました。

タイプ特徴夏期の費用の目安
集団塾の夏期講習カリキュラムが体系的で、受験生の空気の中で勉強できる。一方、授業は一斉進行のため、個々の苦手には合わせにくい一般的に10万〜30万円程度
個別指導塾1対1〜1対3で質問しやすい。教室への通塾が必要で、夏は講習の追加提案が多い傾向一般的に月2〜5万円程度+夏期講習費
対面の家庭教師センター自宅でマンツーマン指導を受けられる。入会金や講師の交通費がかかる場合が多い一般的に月3〜6万円程度
オンライン家庭教師(マッチング型)全国から先生を選べて移動ゼロ。必要なコマ数だけの利用がしやすいサービスにより幅があるが、比較的抑えやすい

※費用はあくまで一般的な目安であり、地域・学年・コース内容によって大きく変わります。

受験の夏にオンライン家庭教師が向いている理由

1分1秒が惜しい受験の夏に限って言えば、オンライン家庭教師には次のような利点があります。

  • 移動時間がゼロ——貴重な夏の時間を通塾の移動に使わず、そのまま勉強時間に充てられます。送迎が不要なため、保護者の方の夏の予定にも影響しません。
  • 苦手科目・苦手単元だけを頼める——「数学の数列だけ」「英語長文の読み方だけ」のように、独学で詰まった部分だけを集中的に教わる使い方ができます。全科目を任せる必要はありません。
  • 志望校に近い先生を全国から探せる——お住まいの地域に関係なく、志望大学に実際に合格した現役大学生など、その入試を肌で知っている先生を探しやすいのが特徴です。勉強計画の相談相手としても心強い存在になります。
  • 夏だけの短期利用がしやすい——マッチング型のサービスの中には、入会金や解約金がなく、回数の縛りもないまま、夏休み期間だけスポットで利用できるものもあります。

オンライン家庭教師の仕組みや失敗しない選び方については、オンライン家庭教師の選び方ガイドで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

よくある質問

高3の夏休み、勉強時間は最低どのくらい必要ですか?

一般的には1日8〜10時間が目安と言われますが、最初から長時間を目指すより、6時間程度から始めて段階的に増やすほうが続きます。時間そのものより「夏の到達目標(単語帳1冊、問題集2周など)を達成できるか」を基準に考えましょう。睡眠時間を削るのは記憶の定着を妨げるため逆効果です。

部活の引退が遅く、夏からのスタートですが間に合いますか?

十分に間に合わせることは可能です。夏から本格的に始めて合格する受験生は毎年多くいます。大切なのは、焦って応用問題や過去問に手を出さず、英語・数学(文系は英語・国語)の基礎から優先順位をつけて取り組むことです。部活で培った集中力と体力は、受験勉強でも大きな武器になります。

夏期講習とオンライン家庭教師はどちらがいいですか?

体系的なカリキュラムで全体を底上げしたいなら夏期講習、特定の苦手科目・苦手単元をピンポイントで補強したいなら1対1の家庭教師が向いています。すでに自分で計画を回せているお子さまであれば、詰まった部分だけ質問できる従量課金型のオンライン家庭教師が、費用面でも時間面でも無駄のない選択肢になります。

高1・高2の夏休みはどのくらい勉強すればいいですか?

1日2〜4時間程度が目安と言われています。重要なのは量よりも、英語と数学の1学期までの内容を復習し、苦手を持ち越さないことです。高2の夏までに英数の基礎を固めておくと、高3の夏を理科・社会のインプットや演習に使えるため、受験全体の負担がぐっと軽くなります。

まとめ:夏の40日を「基礎完成」に使い切るために

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • 高3の夏休みは、まとまった時間を使える最後の機会。目標は応用ではなく「基礎完成」
  • 勉強時間は1日8〜10時間が目安。ただし段階的に増やし、睡眠は削らない
  • 計画は週単位+予備日つきで立て、7割達成できれば合格点
  • 優先順位は英語・数学(文系は英語・国語)。暗記分野は夏で仕上げる
  • 過去問への早すぎる突入、参考書の買い足し、夜型化は夏のNG行動
  • 模試は判定より「弱点の発見」に使い、48時間以内に復習する
  • 推薦・総合型の準備も、教科の勉強と両立させる

そして、独学で行き詰まったとき、苦手科目だけ誰かに教わりたいときには、オンライン家庭教師・オンライン個別指導マッチングアプリ「Teach」がお役に立てます。

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初回は無料体験を、生徒お1人につき1回ご利用いただけます。体験といっても実際の授業をそのまま受けられる形式なので、先生との相性やオンライン指導の雰囲気を確かめるのにぴったりです。夏の計画づくりの相談から始めても構いません。詳しくは無料体験のご案内をご覧ください。お子さまの夏の40日が実り多いものになるよう、心から応援しています。

この記事を書いた人:オンライン家庭教師Teach 編集部

本記事は、オンライン家庭教師アプリ「Teach」を運営する株式会社teachの編集部が、教育・受験の実務知見と公開情報をもとに作成・更新しています。料金・サービス内容は公開時点の情報です。サービスの詳細はTeachとは料金もご覧ください。

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