初回授業は、これからの関係を決める大事な一回です。とはいえ「何から話せばいい?」「いきなり問題を解かせていいの?」と、未経験のうちは不安になって当然です。
結論から言うと、初回でやることはシンプルです。仲良くなる、今の学力をつかむ、次につなげる。この3つだけ意識すれば大丈夫です。たくさん教え込む日ではありません。
この記事では、初回60分の流れを、そのまま読み上げられる台本つきで紹介します。オンライン家庭教師ならではの注意点もまとめました。
Teachのサポート動画「授業の事前準備をしよう」「はじめての授業の進め方」とあわせて読むと、より安心して臨めます。
初回授業のゴールは「教える」より「土台づくり」
初回でいい成績を出させる必要はありません。むしろ詰め込みすぎは逆効果です。初回のゴールは次の3つに絞ります。
ひとつめは、安心できる関係をつくること。この先生になら質問できそう、と思ってもらえれば初回は成功です。ふたつめは、今の学力と困りごとをつかむこと。どこでつまずいているかが分かれば、次回からの授業が組み立てられます。みっつめは、小さな「できた」を1つ持ち帰ってもらうこと。最後に手応えが残ると、次回が楽しみになります。
始まる前の準備
開始5分前にはログインして、カメラとマイクが動くか確認しておきます。生徒を待たせない、つながらないで慌てない、これだけで第一印象が変わります。
あわせて、アプリに届いているリクエスト内容(学年・科目・相談事項)に目を通し、今日のゴールの仮説を立てておきましょう。「一次関数が苦手そうだから、まずどこで止まるか見てみよう」くらいで十分です。
初回60分の流れ(台本つき)

下の流れに沿えば、初回はそのまま回せます。時間は目安なので、生徒の様子で前後させて構いません。
1. あいさつ・自己紹介(〜5分)
明るく、ゆっくり。最初のひと言で空気が決まります。
「こんにちは、今日から担当する〇〇です。よろしくね。緊張してる?大丈夫、今日はテストじゃないから気楽にいこう。まずお互いのこと、少し話そうか。」
自分の趣味や得意科目を一言添えると、生徒も話しやすくなります。
2. 今日の進め方を伝える(〜2分)
見通しがあると生徒は安心します。
「今日はね、いきなり難しいことはしません。〇〇さんが今どこまで分かってるかを一緒に見て、最後に1つだけ『できた!』を作って終わろうと思います。」
3. ヒアリング(5〜10分)
目標と困りごとを聞き出します。問い詰めず、雑談の延長で。
「学校の授業ってどんな感じ?」「今いちばん『これ苦手だな』って思う単元ある?」「テストはいつ頃?目標点とかある?」
聞いた内容は、次回の計画づくりにそのまま使えます。
4. 学力チェック(15〜20分)
軽めの問題を解いてもらい、どこでつまずくかを観察します。正解・不正解よりも、どこで手が止まるかが大事です。できたところはすかさず褒めます。
「いいね、ここまで完璧。じゃあ次はどう考える?」
5. 1ポイントだけ教える(〜15分)
つまずいた箇所から1つだけ選び、できるようになるまで一緒に取り組みます。ここで「できた」を作るのが初回のハイライトです。あれもこれもは欲張らないこと。
6. まとめ・次回予告・宿題(〜5分)
最後に、今日できたことを言葉にして返します。
「今日は〇〇が自分で解けるようになったね。次はその応用をやってみよう。今日のところを1問だけ復習してきてくれる?」
宿題は無理のない量で。次回の入り口を作る程度で十分です。
7. 授業後:保護者へのひと言(チャット)
終わったら、アプリ内チャットでその日の様子を保護者に共有します。
「本日はありがとうございました。〇〇さんはとても集中して取り組めていました。次回は△△を中心に進めます。」
この一言が信頼につながり、継続(先生の評価と時給アップ)に直結します。Teachでは個人の連絡先交換は規約で禁止されているので、やり取りはアプリ内で完結させましょう。
30分コマのときの短縮版
30分の初回なら、あいさつと自己紹介(3分)、ヒアリングを兼ねた学力チェック(15分)、1ポイント指導(10分)、まとめと宿題(2分)に圧縮します。ヒアリングと学力チェックを一体で進めるのがコツです。
オンライン家庭教師ならではの注意点

オンラインは、最初の「つながるか」でつまずくと一気に緊張感が出ます。冒頭で「声、聞こえてる?画面見えてる?」と確認してから始めましょう。
説明は口頭だけにせず、図やノートに書いて、カメラに映して見て分かる状態をつくります。生徒の手元や答案がカメラに映るようにしてもらうと、つまずきにも気づきやすくなります。うなずきや相づちは、対面のつもりより少し大きめにすると伝わります。
初回でやりがちなNG
いきなり指導に入る、自己紹介もそこそこに問題を解かせる、というのは避けたいところです。関係ができる前に詰め込むと、生徒は身構えてしまいます。また、できないところを指摘しすぎるのもNG。初回は「できた」で終わるのが鉄則です。
まとめ
初回授業は、仲良くなる・学力をつかむ・小さな「できた」を持ち帰ってもらう。この3つができれば成功です。台本どおりに進めれば、未経験でも落ち着いて回せます。最初の一回で信頼を得られれば、次回からの授業はぐっとやりやすくなります。
困ったときは、サポート動画と運営チームが支えてくれます。まずは肩の力を抜いて、最初の一回に臨んでみてください。
Teachで先生を始めてみませんか?
履歴書・面接なし、登録3分。1コマ30分から、スマホ1台で。アプリをダウンロードして、その場で登録できます。