オンライン授業では、生徒が画面の前で長時間集中を保つのは簡単ではありません。「途中で気が散ってしまう」「手が止まりがち」という生徒に、どう関わればよいか悩む先生も多いのではないでしょうか。
今回は、集中が続かない生徒への対応のポイントを3つご紹介します。
1. 授業を短い区切りで進める
集中力は、誰でも長くは続きません。45分や60分の授業をひと続きで進めるのではなく、「10分解いて、答え合わせ」「説明のあとにすぐ演習」というように、短い区切りをつくると、生徒は集中を立て直しやすくなります。
区切りごとに小さなゴールがあると、生徒も「次はここまで」と見通しを持って取り組めます。集中が切れてきたと感じたら、いったん別の作業に切り替えるのも効果的です。
2. 手を動かす時間をつくる
先生の話を聞くだけの時間が長いと、生徒の集中はどうしても切れていきます。説明を聞いたらすぐに問題を解いてもらう、考えを書き出してもらうなど、生徒自身が手を動かす時間を意識的に増やしてみてください。
「いま解いている問題、画面に見えるように映してもらえる?」と声をかけ、手元を確認しながら進めると、生徒も集中を保ちやすくなります。
3. 集中できない原因に目を向ける
集中が続かない背景には、内容が難しすぎる、逆に簡単すぎる、疲れている、といった理由が隠れていることもあります。「今日はちょっと難しかった?」と一度たずねてみると、つまずきの原因が見えてくることがあります。
原因がわかれば、問題の難しさを調整したり、授業の時間帯を相談したりと、打てる手も具体的になります。集中力そのものを責めるのではなく、続けやすい環境を一緒に整えていく姿勢が大切です。
集中が続かないのは、生徒の努力不足とは限りません。一人ひとりに合った進め方を見つけることで、授業への取り組みは少しずつ変わっていきます。
生徒のやる気を引き出す声かけについては、別の記事でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。