授業時間だけで成績を伸ばすには限りがあります。だからこそ、授業と授業のあいだに生徒が自分で取り組む宿題は、学習を定着させる大切な役割を担っています。一方で、「宿題をやってこない」という悩みは多くの先生が抱えるものでもあります。
今回は、生徒に宿題を続けてもらうための工夫を3つご紹介します。
1. 量より「終えられる」ことを優先する
宿題は、多く出せばよいというものではありません。量が多すぎると、最初からやる気をなくしてしまったり、答えを写すだけになってしまったりします。まずは「これなら終えられそう」と生徒が思える量から始めることが大切です。
小さくても最後までやり切る経験を重ねると、宿題に取り組む習慣そのものが身についていきます。慣れてきたら少しずつ量や難しさを上げていきましょう。
2. 「なぜやるのか」をひとこと添える
ただ範囲を指定するだけでなく、「この問題は次のテストでよく出るから」「ここができると応用が楽になるから」と、取り組む理由をひとこと添えると、生徒の納得感が変わります。目的がわかっている宿題は、後回しにされにくくなります。
授業の最後に、その日の宿題が次回どうつながるのかを簡単に伝えておくと、生徒も見通しを持って取り組めます。
3. 次の授業で必ず取り上げる
出した宿題は、次の授業の冒頭で必ず確認するようにしましょう。やってきたことをきちんと見てもらえると、生徒は「やった意味があった」と感じられます。逆に、出しっぱなしで触れられないと、宿題への意欲は下がってしまいます。
できていれば具体的にほめ、つまずいていれば一緒に解き直す。この一往復があることで、宿題は次の学びへとつながっていきます。
宿題は、出す量よりも「続けられる仕組み」をつくることが大切です。生徒のペースに合わせて、無理なく取り組める形を一緒に見つけていってください。
生徒のやる気を引き出す声かけについては、別の記事でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。