● 先生からのメッセージ
解答力より解決力を。
私はこれまで15年以上、学習塾や家庭教師として多くの子どもたちと向き合ってきました。
塾に通う目的は様々でしたが、ほとんどの子が
「勉強をやらされている」
という状況でした。
学校の成績や受験について、
保護者の熱意と本人のやる気に差が見られている状態
と言えばいいでしょうか。
「親が言うから」塾に来ているという子がほとんどでした。
それでも学習塾にとってはお客さんなので、安くない授業料をもらっても成果が出ないであろうことはわかっていながら
とにかく回数をこなさせる、むしろできない子からお金をもらう
ということが当たり前でした。
そんな状況に疑問を感じ、塾業界を離れ他の企業で人事・総務・経営企画の仕事にも携わりました。
でもそこで感じたことは、学習塾で出会った
「親が言うから」
という理由で仕事をしている、塾で見た子どもたちと同じ大人が多い、ということでした。
指示に従う、のではなく「誰かの言いなり」です。
自分で考えて答えを出したり、創意工夫をしたり、自分のしたことに責任を取る。
こういったことができないのです。
そこで考えたのは、社会で求められる力は、知識の量だけではないということです。
前例のない課題に向き合ったり、周囲と相談しながら方法を考えたり、自分で判断して行動したりする場面が数多くあり、正解がある問題ばかりではありません。
変化が速く、先のことが予測しづらい時代だからこそ、言われたことをこなす力だけではなく、
「自ら問いを立て、課題を見つけ、答えを出し、その答えに責任を取る力」
が、これまで以上に大切になっています。
だから私は、勉強を「点数を上げるためだけのもの」にはしたくありません。
テストの点数や受験に合格するのも大切なことかもしれません。
そのための知識や解き方も、しっかりと指導します。
でも、その先にある
「分からないことに出会っても、自分で考え、試し、乗り越えていける」も一緒に育てたい。
私はこの力を、「解決力」と呼んでいます。
この力は、学校の勉強だけでなく、
将来、自分の進路を選ぶときも、
仕事で新しい課題に出会ったときも、人との関わりの中で悩んだときも、「自分で考え、自分で選び、自分で答えを出せる」基になります。
そんな人生を歩む力を身につけさせたいと考えています。