授業の振り返りコメントにある「次回の授業提案」、毎回書いていますか?
Teachで実施された授業を分析すると、次回提案を書いた授業の約6割が、そのまま次の予約につながっています。さらに注目したいのは、「書くかどうか」以上に「何を書くか」で結果が大きく変わっていた点です。この記事では、予約につながりやすい提案の特徴と、明日から使える書き方のコツをご紹介します。
予約につながる提案と、つながらない提案の違い
予約につながりやすい提案と、つながりにくい提案。その差はテクニックではなく、具体性でした。
予約につながりやすかったのは、「具体的な日程を提案したもの」(約78%が次の予約に)、「今日の範囲の復習を提案したもの」(約73%)、「単元の続きを提案したもの」(約71%)です。
一方で意外なことに、「いつでもご相談ください」のように相談を促すだけの提案は約31%、ほめて励ますだけのコメントは約43%にとどまりました。具体的な提案とくらべると、2倍以上の差がついています。

「いつでもどうぞ」は親切な言葉ですが、受け取った側からすると「で、次は何をすればいいんだろう?」と選択を委ねられた形になります。人は選択肢が多いほど決められなくなるもの。次の一歩をこちらから示すことが、いちばんの親切になります。
コツ1:次回やる内容を1つに絞る
提案はシンプルでかまいません。「次回は今日の続きの標準問題をやりましょう」「今日の計算をもう一度復習して定着させましょう」のように、次回やることを1つに絞って書きます。
「続きでも、復習でも、他の教科でもOKです」と選択肢を並べたくなりますが、これは逆効果になりがちです。生徒や保護者が迷わず「お願いします」と言える形にしておきましょう。
コツ2:できれば時期や日程まで提案する
もっとも予約につながりやすかったのは、日程まで踏み込んだ提案です。「テストの前週にもう1回対策できるとベストです」「来週の同じ時間はいかがですか?」のように、いつやるかまで提案すると、保護者はカレンダーを確認して予約するだけになります。
予約のタイミングを見ても、次の予約の4割以上は授業から3日以内に入っています。提案は鮮度が命。授業が終わったら、その日のうちに書くことをおすすめします。

コツ3:長さより中身。短い提案でも十分伝わります
「長く丁寧に書かないと」と身構える必要はありません。実際、20字以内の短い提案でも約7割が予約につながっていました。「連語、単語の復習」のような体言止めのメモでも、次に何をやるかが明確であれば十分機能します。
逆に、どれだけ丁寧に書いても「次回もよろしくお願いいたします」だけでは、次の一歩が見えません。大切なのは長さではなく、次回やることが書いてあるかどうかです。
そのまま使えるテンプレート
迷ったときは、次の3パターンをベースにしてみてください。◯◯を埋めるだけで使えます。
続きを提案する型
「今日は◯◯の基本問題まで進みました。次回は標準問題に挑戦しましょう!」
復習を提案する型
「◯◯のミスがだいぶ減ってきました。次回は今日の範囲をもう一度復習して、完全に定着させましょう」
日程まで提案する型
「テストが◯日とのことなので、前の週にもう1回対策の時間をとれるとベストです。来週の同じ時間はいかがですか?」
やりがちなNG
「次回もよろしくお願いします」だけで終える、「いつでもご相談ください」と相談待ちにする、ほめ言葉だけで次の内容に触れない。どれも気持ちは伝わりますが、次の予約への橋にはなりません。ほめ言葉のあとに、ひとこと「次は◯◯をやりましょう」を足すだけで、提案に変わります。
まとめ
次の予約につながる提案のポイントは3つ。内容を1つに絞る、できれば日程まで踏み込む、授業当日のうちに書く。この小さなひと手間が、生徒の学習リズムを守り、先生の安定した収入にもつながります。
授業の締め方については家庭教師でリピートされる授業の締め方、教え方の基本についてはオンライン家庭教師の教え方ガイドでも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。