「期末テストまであと1か月なのに、まだ何もしていないみたい」「中間テストの結果がいまひとつだったけれど、どこから手をつければいいのかわからない」——2学期の期末テストが近づくこの時期、こんなふうに気をもんでいる保護者の方は多いのではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、期末テストの準備は、新しい問題集を買うことよりもこの前の中間テストを1枚だけ見直すことから始めるのがおすすめです。×がついた問題を「わかっていたのに間違えた」「時間が足りなかった」「やり方がわからなかった」の3つに分けるだけで、期末までに何をすればいいかがぐっと具体的になります。親が全部の答え合わせをする必要はありません。
この記事では、次の内容を順番に紹介します。
- 2学期の期末テストの時期と、中間テストとの違い
- 中間テストを「1枚だけ」見直す方法(×を3つに分ける)
- 範囲表が配られたら、最初に見るところ
- テストまでの4週間の進め方
- 「勉強しなさい」の代わりになる声かけ
- 家庭教師を「直しだけ」「計画だけ」頼むという使い方と、Teachでの頼み方
2学期の期末テストはいつ?中間テストとの違い
2学期の期末テストは、学校によって違いますが、11月の終わりから12月のはじめに行われることが多いようです。正確な日程は、学校の年間予定表や配布物で確かめてください。2学期制(前期・後期)の学校では、時期や呼び方が異なります。
期末テストは、中間テストと比べて次のような違いがあります。
- 教科が多い:5教科に加えて、音楽・美術・保健体育・技術家庭科などの実技教科もテストがある学校が多いです
- 範囲が広い:中間テストのあとに習った内容に加えて、学期の最初からの内容が入ることもあります
- 提出物の締め切りが重なる:ワークやプリント、レポートなどの提出日がテスト期間に集中しがちです
教科も提出物も多いぶん、「全部をまんべんなく」は現実的ではありません。だからこそ、どこに時間をかけるかを先に決めておくことが大切です。そのヒントが、この前の中間テストにあります。
まずは中間テストを1枚だけ机に出す
全部の教科でなくて大丈夫です。いちばん気になっている1教科だけ、中間テストの答案を出してみてください。見るのは点数ではなく、×がついた問題です。それを、ざっくり次の3つに分けます。
| 分け方 | よくある例 | 期末までにやること |
|---|---|---|
| ① わかっていたのに間違えた | 計算ミス、符号の書き忘れ、単語のつづり間違い、問題文の読み落とし | 勉強の量を増やすより「見直しの時間」をつくる。解き終わったら最後の5分で見直す練習を |
| ② 時間が足りなくて解けなかった | 後半の大問が白紙、最後の文章題に手がつかなかった | 解く順番を決める。わかる問題から先に解く、1問に何分までと決めておく |
| ③ そもそも、やり方がわからなかった | 解き方が思い浮かばなかった、習ったはずなのに覚えていない | その単元だけ、教科書の例題まで戻る。わからなければ、そこだけ誰かに聞く |
分け方は、お子さん本人に「①②③のどれが多かった?」と聞くだけでも十分です。答え合わせを親がしなくても、責めなくても大丈夫です。本人が「自分は①が多い」と気づくこと自体が、期末への一歩になります。
①が多いとき:量より「見直しの時間」
①が多いのは、実は力がついているサインでもあります。勉強時間を増やすより、問題を解き終えたあとに見直すクセをつけるほうが、点数に直結しやすいです。
②が多いとき:解く順番と時間配分
知識より「時間の使い方」の問題かもしれません。家で問題を解くときに、タイマーで時間を区切ってみるのがおすすめです。
③が多いとき:その単元だけ、誰かに聞く
その単元の土台があやふやなまま先に進んでいる可能性があります。ここは自分だけで抱え込むより、学校の先生や塾、家庭教師など、誰かに「ここだけ」聞くと一気に進むことがあります。どこでつまずいているのかがはっきりしないときは、子どもがどこでつまずいているかを家で確かめる方法も参考にしてみてください。
範囲表が配られたら、最初に見るのは「提出物の締め切り」
期末テストの1〜2週間前になると、多くの学校で範囲表(テスト範囲のお知らせ)が配られます。範囲表が配られたら、勉強の計画を立てる前に、まず提出物の締め切りの日を確かめてください。
ワークやプリントなどの提出物は、テストの点数と同じように成績(通知表)に関わることがあります。テスト前の夜にワークが終わっていないことに気づき、テスト勉強の時間が提出物で消えてしまう——というのはよくある話です。
おすすめは、締め切りの日だけを先にカレンダーやスマホに書いておくことです。それだけで、テスト前の夜がかなりラクになります。
テストまでの4週間の進め方
テストの約4週間前から、次のような流れで進めると無理がありません。本格的なテスト勉強は3週間前からがひとつの目安です(定期テスト対策はいつから始める?)。その前の1週間で中間テストを見直しておくと、何に時間をかけるかが決まった状態でスタートできます。日にちは学校の日程に合わせてずらしてください。
| 時期 | やること | 親ができること |
|---|---|---|
| 4週間前 | 中間テストを1教科だけ見直し、×を①②③に分ける | 「どれが多かった?」と聞くだけ |
| 3週間前 | ③の単元を、教科書の例題まで戻って解き直す | わからないところを誰に聞くか、一緒に決める |
| 2週間前(範囲表が出たら) | 提出物の締め切りを書き出し、ワークを先に進める | 締め切りの日をカレンダーに書いておく |
| 1週間前 | ワークの2周目、×だった問題だけ解き直す。実技教科の暗記もここで | 夜ふかしより睡眠を優先するよう声をかける |
| 前日・当日 | 新しい問題は解かず、まとめノートや×の問題を見返す | 「いつもどおりで大丈夫」と送り出す |
一度に全教科を計画しようとすると、それだけで疲れてしまいます。まずは1教科、①②③を分けるところまでで十分です。
「勉強しなさい」の代わりになる声かけ
中学生になると、親が「勉強しなさい」と言うほど反発されることも増えてきます。言い方を少し変えるだけで、話を聞いてくれることがあります。
逆効果になりやすい声かけ
- 「中間テスト、なんでこんな点だったの?」:点数を責めると、答案を見せてくれなくなります
- 「〇〇ちゃんはもう勉強してるらしいよ」:比べる相手は、前回のわが子にしましょう
- 「スマホばっかり見てないで」:取り上げる話より、使う時間を一緒に決めるほうが続きます
話が進みやすい声かけ
- 「中間テストの×、①②③のどれが多かった?」:責めずに、具体的なところだけ聞く
- 「提出物の締め切りって、いつだっけ?」:勉強の中身ではなく、日にちを聞く
- 「どこが一番わからない?そこだけ誰かに聞いてみる?」:全部ではなく、1か所に絞る
親が教えようとするとけんかになってしまう、というご家庭も少なくありません。そんなときは、親以外の大人に「ここだけ」見てもらうのもひとつの方法です。
家庭教師は「教えてもらう」だけではない
家庭教師というと、「毎週決まった曜日に、1時間ずっと授業を受けるもの」というイメージがあるかもしれません。実は、期末テストの前にはこんな頼み方もできます。
- 中間テストの「③やり方がわからなかった問題」だけを一緒に見てもらう
- ワークを解いているところを横で見てもらって、止まったところだけ聞く
- 短い時間で、期末テストまでに何をやるかの計画を一緒に立てる
「全部わからない」ではなく「ここだけわからない」が見えていると、短い時間でもかなり進みます。この記事の①②③の分け方は、そのまま先生に見せるメモになります。
Teachでは、何をどうすればいい?
オンライン家庭教師のマッチングサービス「Teach」では、必要なときに、必要な回数だけ授業を受けられます。期末テストの前に使うなら、次の流れがおすすめです。
- 科目で先生をさがす:アプリの「先生をさがす」で、見てほしい教科(数学・英語など)で絞り込みます。プロフィールで、中学生の指導や定期テスト対策の経験、授業の進め方を確かめて、気になる先生はお気に入りに入れておきましょう。Teachの中学生の授業は数学と英語が特に多く、理科もよく受けられています。
- 予約の前に、メッセージで相談する:アプリのメッセージで、授業の前に先生とやり取りできます。「期末テストが○月○日です」「中間テストの③(やり方がわからなかった問題)を見てほしいです」と送っておくと、先生も準備しやすくなります。答案やワークのページは、写真で送ると伝わりやすいです。
- 日時を決めて予約する:先生が授業できる日時から選んで予約します。合う日時がないときは、こちらから日時をリクエストすることもできます。予約するときに「今回学習したい内容と現状の理解度」を書く欄があるので、①②③のメモをそのまま書いておきましょう。
- 合う先生がわからないときは「募集」を出す:「中学2年・数学・期末テスト前に一次関数の直しだけ」のように、日程・科目・希望時給・教えてほしい内容を書いて募集を出すと、応じてくれる先生だけが集まります。
- 授業のあとは「ふりかえり」を見る:授業のあとには、先生から今日やったことや次にやるとよいことなどのふりかえりが届きます。期末までにもう1回受けるか、家でどこまでやるかを決める材料になります。
Teachの授業は、1コマ60分1,995円〜(料金は先生ごとに異なり、先生が自分で設定しています)です。入会金・教材費・月額固定費は0円で、受けた授業の分だけの都度払いなので、「期末テストの前だけ」「③の単元だけ」といった使い方ができます。30分の短い授業に対応している先生もいます。料金の詳細は料金ページで、中学生向けの指導については中学生向けページでご確認いただけます。
よくある質問
期末テストの勉強は、いつから始めればいいですか?
範囲表が配られるのはテストの1〜2週間前が多いですが、中間テストの見直しや苦手単元の解き直しは、範囲表を待たずに始められます。テストの約4週間前から、1教科だけでも始めておくと安心です。
中間テストの点数が悪かったとき、親は何をすればいいですか?
点数を責めるより、×がついた問題を「わかっていたのに間違えた」「時間が足りなかった」「やり方がわからなかった」の3つに分けて、どれが多いかを一緒に確かめるのがおすすめです。親が答え合わせや解説をする必要はありません。
提出物とテスト勉強、どちらを優先すればいいですか?
提出物は成績に関わることがあるので、まず締め切りを確かめて、先に終わらせる計画を立てましょう。ワークを早めに1周しておくと、そのままテスト勉強の2周目に使えます。
家庭教師は、テスト前だけでも頼めますか?
Teachは月謝制ではなく、1回ごとの予約なので、テスト前だけ、苦手な単元だけといった使い方ができます。
まとめ|期末テストの準備は「1枚の見直し」から
- 2学期の期末テストは、11月の終わりから12月のはじめに行われることが多い。教科も提出物も中間より多い
- まずは中間テストを1教科だけ出して、×を①わかっていたのに間違えた②時間が足りなかった③やり方がわからなかった、の3つに分ける
- ①は見直しの時間、②は解く順番、③はその単元だけ誰かに聞く
- 範囲表が配られたら、最初に提出物の締め切りを書き出す
- 声かけは「どれが多かった?」「締め切りいつだっけ?」のように、責めずに具体的に
- 家庭教師は「直しだけ」「計画だけ」の頼み方もできる
全部を完璧にやろうとしなくて大丈夫です。1枚の答案から始めて、期末テストを少しラクな気持ちで迎えてください。


