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中学受験の冬休み・年末年始・お正月の過ごし方|直前期に親ができること【1日のスケジュール例つき】

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中学受験の冬休み・年末年始・お正月の過ごし方|直前期に親ができること【1日のスケジュール例つき】
TL;DR — この記事の要点

中学受験直前の冬休み・年末年始・お正月の過ごし方を保護者向けに解説。大晦日・初詣の考え方、2027年入試の日程、1日のスケジュール例、親ができることをまとめました。

12月に入ると、中学受験はいよいよ本番目前です。冬休みと年末年始は、受験生本人も家族も、そわそわと落ち着かない時期ではないでしょうか。「お正月くらいは休ませてあげたい」「でも1日でも休んだら置いていかれそう」「帰省や初詣はどうしよう」——保護者の方の迷いが増えるのも、この時期です。

結論からお伝えすると、中学受験直前の冬休みは「新しいことを増やす」より、「広げない・仕上げる・崩さない」ことを大切にする期間です。これまでの積み重ねを本番で出し切れるよう、勉強の中身と生活のリズムを本番仕様に整えていきましょう。

気になる年末年始・お正月の過ごし方は、次の3つを目安にすると迷いが減ります。

  • 大晦日・元日も勉強を「ゼロ」にしない——計算・漢字など、いつものルーティンを短時間だけ続け、残りは家族の時間にあてます。
  • 起床・就寝の時刻は崩さない——入試は朝から始まります。年越しまで起きていなくても大丈夫です。
  • 帰省・初詣は「入試日程・体調・混雑」で判断する——1月に入試を控えている場合は、三が日のうちから本番の生活リズムに戻しておきましょう。

この記事では、中学受験生の冬休みの過ごし方と、年末年始・お正月の過ごし方について、保護者の方向けに次のことをまとめました。

  • 2027年入試のカレンダーと、冬休み・年末年始の位置づけ
  • 中学受験生の年末年始・お正月の過ごし方(大晦日・帰省・初詣・親戚の集まり・出願の手続き)
  • 冬休みの勉強で優先したいこと(教科ごとの仕上げ・過去問の最終確認)
  • 冬期講習・正月特訓との付き合い方と、1日のスケジュール例
  • 体調管理・生活リズムと、1月入試(前受け)から2月本番へのつなぎ方
  • 冬休み・直前期に親ができることと、不安への向き合い方

中学受験の冬休み・年末年始はどんな時期?——2027年入試のカレンダー

中学受験の入試日程は地域によって大きく異なり、同じ首都圏でも「2月1日が本番」の家庭と「1月にはもう入試が始まる」家庭があります。冬休みが本番の何日前にあたるかで、年末年始の過ごし方も変わってきます。

首都圏:東京・神奈川は例年2月1日から、埼玉・千葉は1月から

東京都の私立中学は、例年2月1日から入試が始まります。東京私立中学高等学校協会は、出願開始を「毎年1月10日以降」、選抜開始を「毎年2月1日以降」と案内しています(2027年の2月1日は月曜日です)。神奈川県の私立中学も例年2月1日から入試が始まります。一方、埼玉県の私立中学は1月10日ごろから、千葉県の私立中学は一般入試が1月20日ごろから始まり、東京・神奈川の受験生が本番前に受験するケースもあります。東京都の私立中学の帰国生入試(11月20日以降に実施可)や、千葉県の私立の推薦入試・県立千葉中・東葛飾中の一次検査(2026年12月5日)など、冬休み前に入試が始まることもあります。埼玉県でも、帰国生入試などを12月に行う私立中学があります。

地域私立中学の入試が始まる時期公立中高一貫校の例
東京都2月1日以降(出願は1月10日以降)都立中高一貫校(一般枠):適性検査 2月3日(水)
神奈川県例年2月1日から県立中等教育学校:検査 2月3日(水)
埼玉県1月10日ごろから県立伊奈学園中:第1次選考 1月16日(土)
千葉県一般入試は1月20日ごろから(12月に推薦入試を行う学校も)県立千葉中・東葛飾中:一次検査 12月5日(土)、二次検査 1月24日(日)

※2027年入試について、2026年10月時点で公表されている各自治体・私学団体の情報をもとにまとめています(神奈川県の私立は令和8年度の実績にもとづく)。日程は変更される可能性があるため、志望校の日程は各校・各自治体の募集要項でご確認ください。参考:東京私立中学高等学校協会「知っておきたい入試のこと」、東京都教育委員会(都立中高一貫校の入学者決定)

関西・その他の地域

首都圏以外では、1月中に私立中学の入試が始まる地域もあります。主な地域の2027年入試の日程です。

地域私立中学の入試の時期(2027年入試)
関西(近畿)1月16日(土)以降(いわゆる統一入試日)
愛知県1月上旬〜2月上旬(学校・試験回ごとに異なる)
福岡県1月4日(月)から

関西の日程は、大阪私立中学校高等学校連合会が「近畿入試日」として公表しているものです(参考:大阪私立中学校高等学校連合会「入試情報」)。福岡県のように三が日が明けてすぐに入試が始まる地域では、冬休みそのものが本番直前の最終調整期間です。年末年始の予定は、入試日から逆算して早めに決めておきましょう。

中学受験生の年末年始・お正月の過ごし方

受験生の年末年始は、「完全に休む」か「いつもどおり勉強する」かの二択で考えなくて大丈夫です。わが家にとって大切な行事は残しつつ、受験生の生活リズムと体調を守る——そのバランスを家族で話し合っておきましょう。大晦日・元日の1日の流れは、後ほど紹介するスケジュール例にも入れています。

大晦日・元日は「短時間ルーティン+家族の時間」

大晦日や元日を丸ごと休みにすると、翌日にペースを取り戻すのに苦労することがあります。とはいえ、いつもと同じ量をこなす必要もありません。計算・漢字・知識の確認など「いつものルーティン」だけを短時間行い、残りは家族とゆっくり過ごす形がおすすめです。年越しまで起きていると翌朝の起床時刻がずれやすいため、「今年はいつもの時間に寝よう」と事前に約束しておくのも一つの方法です。

お正月(三が日)の過ごし方

三が日は、勉強を「ゼロ」にするより「軽め」にするイメージで過ごしましょう。前述のとおり、地域によっては年明けすぐに入試が始まります。1月に受験を控えている場合は、三が日のうちから本番に向けた生活リズムに戻しておくと安心です。2月が本番の場合も、三が日明けから少しずつ通常のペースに戻していきましょう。

帰省はする?しない?——判断のポイント

帰省はご家庭ごとに事情が異なります。次のような点を家族で確認したうえで判断しましょう。

  • 1月に受ける学校や模試、講習の日程と重なっていないか
  • 長時間の移動で疲れが残らないか(混雑する日や時間帯を避けられるか)
  • 感染症の流行期に、人の多い場所をなるべく通らずに移動できるか
  • 帰省先で、勉強する時間と静かな場所を確保できるか

受験生と保護者の一人は自宅に残り、ほかの家族だけが帰省するという方法もあります。帰省先で勉強を続ける工夫は、夏の記事ですが中学受験生のお盆の過ごし方も参考になります。

初詣・合格祈願は混雑を避けて

合格祈願の初詣は、受験生にとっても気持ちの区切りになる行事です。ただし、三が日は多くの場所が混み合います。厚生労働省は、インフルエンザなどが流行してきたら、特に体調の悪い方などは人混みや繁華街への外出を控えるよう呼びかけています。本番を控えた受験生も、混雑はできるだけ避けたいところです。混雑する日や時間帯をずらす、近所の神社にお参りする、保護者の方が代わりにお参りするといった工夫も考えてみてください。

親戚の集まり・お年玉・テレビやゲームとの付き合い方

親戚が集まる場では、悪気なく「志望校はどこ?」「受かりそう?」と聞かれることがあります。受験生には負担になりやすい話題なので、「受験の話はそっとしておいてほしい」と事前に親族へ伝えておくと安心です。参加する場合も「顔を出したら早めに切り上げる」など、時間を決めておきましょう。

テレビやゲーム、お年玉の使い道も、お正月はルールがゆるみがちです。「1日〇分まで」「入試が終わったら思いきり遊ぶ」など、お子さんと一緒に事前に決めておくと、親子のいさかいを減らせます。お年玉で欲しいものを受験後の楽しみに取っておくのも、よい“ごほうび”になります。

年末年始にやっておきたい出願の手続き

年末年始に見落としがちなのが、出願の手続きです。都立中高一貫校(一般枠)の出願の入力期間は2026年12月17日(木)から2027年1月18日(月)午後5時まで、神奈川県立中等教育学校は出願サイトでの手続きが12月21日(月)から1月4日(月)まで(書類の提出は1月5日〜7日、消印有効)と、どちらも年末年始をまたぎます。埼玉県立伊奈学園中学校も、出願書類の提出日が12月24日・25日・28日です。

年末年始は学校などがお休みになる期間もあります。冬休みに入る前に、志望校ごとの出願期間・必要書類・受験料の支払い方法を一覧にして、「誰が・いつ・何をするか」を家族で決めておくと安心です。

冬休みの勉強は「広げない・仕上げる・崩さない」

直前期の冬休みは、まとまった時間をとれる最後の長い休みです。だからこそ「あれもこれも」と欲張りたくなりますが、大切なのは新しい知識を増やすことより、すでに学んだことを本番で得点に変えられる状態にすることです。

なお、小4・小5の冬休みは本番直前の小6とは目的が異なり、これまでの単元の復習と新学年に向けた準備が中心です。この記事は主に小6の直前期を想定しています。

新しい問題集や難問に手を広げない

本番が近づくと「まだ解いていない問題があるのでは」と不安になり、新しい問題集を買い足したくなるものです。しかし新しい教材は、終わらないまま本番を迎えて「やり残した」という不安だけが残りがちです。冬休みは、これまで使ってきたテキストや模試、過去問の「間違えた問題」に絞って解き直すほうが得点に結びつきやすいと言われます。難問に時間をかけすぎず、多くの受験生が正解する標準的な問題を落とさないことを優先しましょう。

過去問の最終確認——第一志望は「直し」と「時間配分」、併願校は「傾向の確認」

秋から取り組んできた過去問は、冬休みが仕上げの時期です。第一志望校は、新しい年度を解き進めることより、これまで解いた分の直しと時間配分の確認に重点を置きましょう。「どの大問から手をつけるか」「見直しに何分残すか」など、本番での動き方を決めておくと当日の焦りが減ります。

併願校や1月に受ける学校は、出題形式や傾向を一度確認しておくだけでも安心感が違います。過去問の進め方や何年分取り組むか、直し方の基本は中学受験の過去問はいつから?開始時期の目安と進め方で詳しく解説しています。

計算・漢字・知識の「毎日ルーティン」は切らさない

計算、漢字、理科・社会の知識の確認といった毎日の基礎練習は、短時間でも続けることが大切です。数日空くと、計算のスピードや正確さが落ちたと感じるお子さんもいます。予定が不規則になる年末年始も、「朝の15分は計算と漢字」のように時間と内容を固定しておくと、生活のリズムを保つ支えにもなります。

教科ごとの仕上げのポイント

  • 算数——計算と一行問題で取りこぼしを防ぎ、過去問でくり返し出ている単元を優先して解き直しましょう。
  • 国語——漢字・語句の確認を毎日続け、記述問題は過去問の答案を見直して「何を書けば点になるか」を確かめておきます。
  • 理科・社会——暗記事項は使い慣れたテキストやノートに集約して総点検を。その年のニュースにちなんだ時事問題が出る学校もあるため、志望校の過去問で出題の有無を確かめておきましょう。

冬期講習・正月特訓との付き合い方

塾に通っている場合、冬休みは冬期講習が中心になります。塾によっては、年末年始に特別講座(いわゆる正月特訓)を行うところもあります。内容や日程は塾ごとに異なるため、ここでは家庭での向き合い方のポイントをお伝えします。

  • 講習がある日の家庭学習は「復習だけ」に絞る——長時間の授業を受けた日は、新しい課題を足すより、その日に間違えた問題の解き直しを優先しましょう。
  • 正月特訓は「体力」と「家族の予定」で判断する——同じ目標に向かう雰囲気がよい刺激になる子もいれば、疲れが出やすい子もいます。お子さんの様子と家族の予定を踏まえ、塾の先生とも相談して決めましょう。
  • 予定を詰め込みすぎない——講習、模試、過去問と、気づけば休む日が1日もない状態は避けたいところです。ゆっくり休める半日を、先にカレンダーに書き込んでおきましょう。
  • 「わからない」をその週のうちに解消する——講習や過去問で解けなかった問題は、質問の時間などを活用して早めに解決しておくのが理想です。

塾に通わず家庭学習中心で受験に臨むご家庭は、中学受験は塾なしでも合格できる?もあわせて参考にしてください。

冬休みの1日のスケジュール例(小6)

冬休みの1日を「講習がある日」「家で過ごす日」「大晦日・元日」の3パターンでご紹介します。あくまで一例ですので、塾の時間割やお子さんの体力に合わせて調整してください。

時間帯講習がある日家で過ごす日大晦日・元日
6:30〜7:30起床・朝食起床・朝食起床・朝食
7:30〜8:00計算・漢字計算・漢字計算・漢字
午前講習過去問(本番と同じ時間)理社の確認(30分ほど)
昼昼食・休憩昼食・休憩家族で昼食
午後講習過去問の直し・苦手の復習家族の時間・初詣など
夕方帰宅・休憩理社の暗記・模試の直し家族の時間
19:00〜20:30夕食・講習の解き直し夕食・その日の復習夕食・家族で団らん
20:30〜21:30入浴・翌日の準備入浴・翌日の準備入浴・翌日の準備
21:30就寝就寝就寝

ポイントは3つです。1つ目は、起床時刻を本番に合わせ、朝は日光を浴びて朝食をしっかりとること。入試は午前中から始まるのが一般的で、たとえば神奈川県立中等教育学校の検査は集合時刻が9時と案内されています。2つ目は、家で過ごす日の午前中に、過去問を本番と同じ時間帯・制限時間で解くこと。3つ目は、夜は暗記と翌日の準備にとどめ、就寝時刻を守ることです。大晦日・元日の勉強は、朝の計算・漢字と理科・社会の確認で合わせて1時間ほどです。

勉強時間は講習を含めて1日8〜10時間程度が目安と言われることもありますが、大切なのは時間の長さより「何を仕上げたか」です。計画づくりには1日の勉強スケジュールのテンプレートも活用してみてください。

体調管理と感染症対策——家族みんなで

どれだけ準備をしても、本番で体調を崩してしまっては力を出し切れません。冬は感染症が流行しやすく、受験本番の時期とも重なります。受験生本人だけでなく、家族みんなで取り組みましょう。

インフルエンザの流行期は入試の時期と重なる

厚生労働省によると、インフルエンザは例年12月〜3月ごろに流行し、1月末〜3月上旬に流行のピークを迎えるため、ワクチン接種は12月中旬までに終えることが望ましいとされています(厚生労働省「急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」)。ただし同じQ&Aによると、令和6年は例年より早く12月に流行のピークを迎えました。年末年始も油断せず、冬休み前から対策を始めましょう。接種の時期や可否については、かかりつけ医にご相談ください。

家族で決めておきたい「受験家庭の冬のルール」

厚生労働省が挙げている予防策を参考に、次のような「わが家のルール」を家族で決めておくと安心です。

  • 外出から帰ったら、流水と石けんで手を洗う
  • 加湿器などを使い、室内の湿度を50〜60%に保つ
  • 室内はこまめに換気をする
  • 十分な休養と、バランスのよい食事を心がける
  • 流行してきたら、家族の外出も混雑する場所や時間帯をなるべく避ける

年末年始のごちそうにも注意が必要です。ノロウイルスによる感染性胃腸炎は特に冬に流行し、十分に加熱していない二枚貝が原因になることがあります。牡蠣などの二枚貝は、中心部までしっかり加熱してから食べましょう。

家族が体調を崩したときのプランも決めておく

家族の誰かが発熱したときに「受験生はどの部屋で過ごすか」「誰が看病するか」をあらかじめ決めておくと、いざというときに慌てずに済みます。また、入試当日に体調を崩した場合の扱いは学校によって異なります。たとえば埼玉県の私立中学の入試要項には、インフルエンザの発症などで受験できなかった人を対象に追試験を実施する学校がある旨が記載されています。志望校の募集要項で、体調不良時の対応を確認しておきましょう。

生活リズムを本番仕様に——睡眠と朝型

冬休みは学校がないぶん、夜更かしや朝寝坊が増えがちです。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、小学生は9〜12時間を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。同じガイドでは、学校のない休日に起床時刻を遅らせると、午前中に日光を浴びられず、睡眠と覚醒のリズムが後ろにずれやすくなることも指摘されています(厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」)。

入試は朝から始まるため、冬休みのうちから朝型の生活に整えておきましょう。起床時刻を毎日そろえ、朝は日光を浴びて朝食をしっかりとる。夜は寝室にスマートフォンやタブレットを持ち込まず、できるだけ暗くして眠る。こうした基本の積み重ねが、本番の朝に頭が働く状態をつくります。睡眠を削って勉強時間を増やすのは、日中の集中力を落とすことにもつながるため避けたいところです。

1月入試(前受け)と2月本番のつなぎ方

2月の入試が本番となる首都圏のご家庭では、1月に埼玉や千葉などの学校を受験してから2月を迎えるケースもあります。いわゆる「前受け」(お試し受験)です。

前受けの目的は「入試の一日」を経験すること

前受けの大きな意味は、試験会場の雰囲気や移動、休み時間の過ごし方など、模試とは違う「入試の一日」を本番前に経験できることです。合否だけでなく「当日どう動けたか」を親子で振り返り、持ち物や会場までの経路、朝食の量など、2月に向けた段取りの確認にも役立てましょう。

結果を見る前に、どちらの場合の声かけも決めておく

思うような結果が出なかったとき、お子さんがいちばん気にするのは保護者の反応です。結果がどうであっても「よく最後まで受け切ったね」と伝えられるよう、結果を見る前に言葉を用意しておきましょう。振るわなかった場合は、点数よりも「2月に向けて何を直すか」を一緒に一つだけ決めると、気持ちを切り替えやすくなります。

冬休み明けから本番まで

冬休みが明けると、学校と受験勉強の両立が始まります。2月が本番の場合、1月は新しいことに取り組むより、冬休みに仕上げた内容を毎日少しずつ回して「忘れない」状態を保つことが中心です。どんな過ごし方を選ぶ場合も、生活リズムだけは本番に合わせて崩さないよう意識しましょう。

冬休み明けに学校を休ませるかどうかは、ご家庭によって判断が分かれます。学校に通うことが生活リズムや気分転換の支えになる子もいれば、体調管理を優先したいご家庭もあります。お子さんの体調や気持ち、感染症の流行状況を踏まえ、必要に応じて担任の先生にも相談して決めましょう。

冬休み・直前期に親ができること——声かけ・環境・段取り

直前期に保護者ができることは、勉強を教えることだけではありません。お子さんが勉強に集中できる環境と、安心して本番を迎えられる段取りを整えることが、いちばんの支えになります。冬休みに親ができる5つのサポートを整理します。

  1. 学習環境を整える——家族の動線や音が気にならない場所を確保し、タイマーで集中する時間を区切るなどの工夫を。教材は親の価値観ではなく、本人が「使いやすい」と思えるものを尊重しましょう。オンラインで学ぶ場合はオンライン家庭教師を始める前の家庭の準備ガイドも参考になります。
  2. 結果ではなく努力を認める声かけ——「ちゃんと最後までやり切っていてえらいね」「昨日より解けるようになってるね」など、取り組みそのものを言葉にします。性格によっては、そっとお茶を置く、目を合わせてうなずくといった“静かな応援”のほうが届く子もいます。
  3. 生活リズムを守る——年末年始も起床・就寝の時刻をそろえ、「この日は本番と同じ時間帯に過去問」「この日は休養日」とメリハリをつけます。
  4. モチベーションを支える——「このままじゃ間に合わないかも」と不安になったら、志望校のパンフレットを一緒に見る、通学路を歩いてみるなど、合格後の生活をイメージできる時間を。「あと〇日頑張ったら〇〇しようね」という“小さなごほうび”も支えになります。
  5. 体調管理と段取りを引き受ける——食事・睡眠・感染症対策と、出願や当日の準備はできるだけ保護者が引き受け、お子さんが勉強に集中できるようにしましょう。

直前期の声かけ 言い換えの例

場面避けたい声かけの例言い換えの例
過去問の点数が低かったとき「このままじゃ受からないよ」「どこを直せば点が取れそうか、一緒に見てみよう」
休憩が長く見えるとき「いつまで休んでるの?」「あと何分休んだら始める?」
本人が不安を口にしたとき「大丈夫だから、考えないで」「不安になるくらい頑張ってきたんだね」
ほかの子の話が出たとき「〇〇ちゃんはもっとやってるよ」「あなたは、あなたのペースで進んでいるよ」

声かけのコツは受験生の心を支える声かけと接し方や、秋から冬の伴走ポイントで詳しく紹介しています。

冬休み中に確認しておきたい「段取り」チェックリスト

  • 志望校ごとの出願期間・出願方法・必要書類・受験料の支払い方法
  • 受験票の印刷と保管場所(家族の誰が見てもわかる場所に)
  • 試験会場までの経路と所要時間、電車が遅れたときの別ルート
  • 当日の持ち物(筆記用具、防寒具、昼食の要否など)
  • 合格発表の日時・確認方法と、入学手続きの締切
  • 入試当日に体調を崩したときの扱いと、学校の連絡先

直前期の不安への向き合い方

子どもが「間に合わない」と言い出したら

直前期に「もう間に合わない」と口にするのは、それだけ本気で向き合っている証拠でもあります。まずは否定せずに気持ちを受け止め、そのうえで「残りの日数でできること」を一緒に書き出してみましょう。やることが目に見える量に絞られると、不安が行動に変わりやすくなります。全部を完璧にしなくても、「この単元だけは仕上げる」と決めるだけで十分です。

保護者自身の不安との付き合い方

保護者の不安や焦りは、言葉にしなくてもお子さんに伝わりやすいものです。不安を一人で抱え込まず、パートナーや信頼できる人に話す、自分の睡眠時間を確保するなど、保護者自身のケアも大切にしてください。気持ちが張りつめていると感じたら、親の不安・イライラとの付き合い方や「伴走疲れた」と感じたら読んでほしい記事もご覧ください。

冬休みの「わからない」を持ち越さないために——オンライン家庭教師という選択肢

冬休みは、過去問の直しや苦手単元の確認で「ここだけ誰かに教えてほしい」という場面が増える時期です。講習の質問時間だけでは足りないとき、塾に通っておらず相談先がないときは、オンライン家庭教師を短期間だけ利用するのも一つの方法です。自宅で受けられるので移動の時間がかからず、人混みに出ずに済むのもオンラインならではの利点です。塾との違いはオンライン家庭教師と塾・予備校の違いで解説しています。

オンライン家庭教師・オンライン個別指導マッチングアプリ「Teach」では、オンラインの1対1指導を1コマ60分単位で都度予約できます。料金は1コマ60分1,995円〜で、先生ごとに異なります(先生が自分で設定しています)。入会金・教材費・解約金・月額固定費はすべて0円。月謝制ではなく、受けた授業の分だけの都度払いなので、受けない月は0円です。「冬休みの間だけ」「過去問の解き直しだけ」「苦手単元だけ」といった使い方ができます。

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よくある質問

中学受験の冬休みは1日何時間勉強すればいいですか?

小6の冬休みは、講習を含めて1日8〜10時間程度が目安と言われることもありますが、時間はあくまで結果です。大切なのは「どの問題を直したか」「どの単元を仕上げたか」という中身で、睡眠を削ってまで時間を増やすのは避けましょう。1日の計画は勉強スケジュールのテンプレートを使うと立てやすくなります。

お正月(大晦日・元日)も勉強したほうがいいですか?

丸1日休むより、計算・漢字・知識の確認など「いつものルーティン」を短時間だけ続けるのがおすすめです。生活リズムを保ちながら家族の時間もとることで、気持ちよく新年のスタートを切れます。1月に入試を控えている場合は、三が日のうちから本番の生活リズムを意識しましょう。

年末年始の帰省や初詣は控えるべきですか?

一律に控える必要はありませんが、入試や講習の日程、移動の疲れ、感染症の流行状況を踏まえて判断しましょう。初詣は混雑する日や時間帯を避ける、近所で済ませるといった工夫ができます。

正月特訓は受けたほうがいいですか?

正月特訓は塾によって内容や日程が異なり、受けるかどうかはご家庭の判断です。よい刺激になる子もいれば、疲れが残りやすい子もいます。お子さんの体力や気持ち、家族の予定を踏まえ、塾の先生とも相談して決めましょう。

1月入試で思うような結果が出なかったらどうすればいいですか?

まずは結果を責めず、最後まで受け切ったことを認めてあげてください。そのうえで、時間配分や当日の動き方など、2月に向けて直せる点を一つだけ決めて切り替えましょう。結果の受け止め方を事前に親子で話しておくと、落ち着いて対応できます。

1月は学校を休ませたほうがいいですか?

一律の正解はなく、ご家庭によって判断が分かれます。お子さんの気持ちや体調、感染症の流行状況を踏まえ、必要に応じて担任の先生にも相談して決めましょう。

まとめ|「やることをやった」と思える冬休みを

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • 冬休みは「広げない・仕上げる・崩さない」。新しい教材より、間違えた問題の直しを優先
  • 東京・神奈川の私立は例年2月1日から(東京は協会が「毎年2月1日以降」と案内)、埼玉・千葉・関西などは1月から
  • 出願手続きが年末年始をまたぐ学校もある。冬休み前に家族で段取りを
  • 過去問は、第一志望は「直し」と「時間配分」、併願校は「傾向の確認」
  • 大晦日・お正月も短時間のルーティンは続け、起床・就寝の時刻はそろえる
  • 帰省・初詣は日程と体調、混雑を踏まえて判断。感染症対策は家族みんなで
  • 声かけは結果ではなく努力に。保護者自身のケアも忘れずに

年末年始は、勉強だけでなく、親子の関係や生活習慣まで試される時期でもあります。「もっとやれたかも」と後悔するより、「やることをやった」と思える冬休みにしたいですね。この記事のポイントをもとに、「わが家なりの年末年始の過ごし方」を設計してみてください。本番に向けて走るお子さんと、それを支えるご家族を心から応援しています。

学年別・冬休みの過ごし方

入試前日の過ごし方、当日の朝の時間割、持ち物チェックリスト、試験と試験の間の声かけ、2月1日からの連戦の乗り切り方は、中学受験の前日・当日の過ごし方|持ち物チェックリストと親の声かけにまとめています。

この記事を書いた人:オンライン家庭教師Teach 編集部

本記事は、オンライン家庭教師アプリ「Teach」を運営する株式会社teachの編集部が、教育・受験の実務知見と公開情報をもとに作成・更新しています。料金・サービス内容は公開時点の情報です。サービスの詳細はTeachとは・料金もご覧ください。記事づくりの方針は編集方針にまとめています。

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